アマゾンに注文していた「軍艦島の生活<1952/1970>」(創元社:2015年6月20日第1版第1刷発行)が届きました。副題は「住宅学者西山夘三の端島住宅調査レポート」とあります。「戦後2度にわたる、端島住宅調査を発掘再編。重厚な調査レポートの単行本初収録。」とあります。軍艦島に関する、こんな本が欲しかった。偶然、新聞広告に小さく載っていました。編集は「NPO西山夘三記念すまい・まちづくり文庫」です。どのような団体なのか?以下のようにあります。
略称「西山文庫」。西山夘三京都大学名誉教授(1911-1994)が生涯を通じて捜索、蒐集したすまい・まちづくり関連の膨大な資料を整理・保存・公開し、それらを基礎に、西山夘三の遺志を継いで現代と未来のすまい・まちづくりの研究発展と啓発・普及の進展に寄与することを目的として1997年に設立されたNPO法人。事務所は、京都府木津川市の積水ハウス総合住宅研究所においている。
「序・軍艦島と西山夘三」で、この本の編集代表の松本滋は、以下のように書いています。
この本は、昭和の時代に日本の住宅学を切り開いた住宅学者、故西山夘三京都大学名誉教授(1911-1994)が、戦後のこの島が最も活発だった時代の1952年と1970年に訪問調査した際に撮影した写真や収集資料、報告論文をベースに再構成し、当時の軍艦島の住環境や住民の暮らしを描き出そうとするものである。
手元にある西山夘三の著作
「すまい考今学―現代日本住宅史」1989年12月10日第1版発行
著者:西山夘三
「住み方の記 増補新版」
1978年6月30日初版第1刷発行
1984年12月15日初版第6刷発行
著者:西山夘三
発行所:筑摩書房
先日購入した軍艦島の本
「軍艦島 奇跡の産業遺産」2015年6月15日初版第1刷発行
著者黒沢永紀
発行所:実業之日本社