「私たちの喜びは、ともに働き、遊び、生きること―活躍する障害者たち―」写真展を観た! | とんとん・にっき

「私たちの喜びは、ともに働き、遊び、生きること―活躍する障害者たち―」写真展を観た!


私たちの喜びは、ともに働き、遊び、生きること

―活躍する障害者たち―


1981年、国際障害者年を契機に、我が国の障害者問題も大きく前進し、ノーマライゼーションの社会を目指しています。こうした中で、障害のある人たちも、仕事、スポーツ、趣味等とあらゆる分野に進出し、活躍しています。障害者の皆さんが、それぞれの世界で努力し、力強く活躍する姿は、私たちにとっても励まされ、勇気づけられ、感動的です。私たちは30年近く、その障害者の活躍姿を写真で追い続けてまいりました。「その感動の」おすそ分けと更なるノーマライゼーション社会への一助となればと考え、展覧会を企画しました。

小山博孝・岩尾克治・官野貴


会場:アイデムフォトギャラリー「シリウス」 入場無料

会期:10月14日(木)~20日(水) 10時~18時 

最終日15時まで(日曜日は休館)



「私たちの喜びは、ともに働き、遊び、生きること―活躍する障害者たち―」写真展を観てきました。会場は東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」駅下車徒歩2分にあるアイデムフォトギャラリー「シリウス」でした。以前、岩尾さんの写真展を見に、この会場へ来たことがありました。小山さんも岩尾さんも、もう20年来の友人です。小山さんは岩波映画の出身、岩尾さんは小山さんの弟子筋といったところでしょうか。いずれにせよ、2人とも長年の飲み友達です。小山さんはいわゆる宴会部長で、かつ鍋奉行です。岩尾さんは、買い出しに行って献立を考える宴会課長といったところです。僕は買い出しについて行って、買ったものを持ち帰るだけの人です。


案内をもらって、もう一人僕の知らない名前がありました。会場へ行って岩尾さんに聞いたところ、紹介するからと連れて来てくれました。なんだ、岩尾さんの事務所で飲み会をやる時にいつも下働きをしてくれてる人、つまり岩尾さんの助手の青年でした。日本写真家協会会員官野貴という名刺をもらい、初めて彼の名前を知りました。小山さんの弟子の岩尾さん、岩尾さんの弟子の官野さん、そんな奇妙なカメラマンの世界を垣間見ました。それはともかく、カメラマン3人が、長年障害者の活躍姿を写真で追い続けてきたということに感動を覚え、なぜか僕も誇らしく思いました。それにしても障害者の人たちが、このように広く社会進出しているのには驚かされました。会場には被写体になった障害者の人たちもたくさん来ていて、楽しい会話が弾んでいました。


とんとん・にっき-ko6


とんとん・にっき-ko14 とんとん・にっき-ko15


とんとん・にっき-ko13 とんとん・にっき-ko12


とんとん・にっき-ko11


とんとん・にっき-ko10 とんとん・にっき-ko8


とんとん・にっき-ko9 とんとん・にっき-ko7


とんとん・にっき-ko5


とんとん・にっき-ko1

カメラマン3人のプロフィールは、以下の通りです。

小山博孝(こやまひろたか)
1944年(昭和19年)長野県小諸市生まれ
写真大学卒業後、岩波映画写真部カメラマンとして入社
岩波映画及び岩波書店の製作、出版物等の写真を担当
21年間勤務の後、フリーとして独立
高齢・障害者雇用支援機構の発行する月刊誌「働く広場」でグラビア等を担当
障害者問題を撮り続け、今年で34年目になる
日本写真家協会会員

岩尾克治(いわおかつじ)
1949年(昭和24年)大分県中津市生まれ
岩波映画製作所契約カメラマン
フランス料理の旅等の写真撮影 
ライフワークとして海上保安庁の写真を撮る
有限会社アートファイブを設立
日本写真家協会会員
海上保安友の会監事
主な本 「現代フランス料理のエスプリ」(アーバンコミュニケーション)
「JAPAN COAST GUARD 2 海上保安庁写真集」(シーズプランニング)
岩波ジュニア新書多数

官野 貴(かんのたかし)
1980年(昭和55年)福島県二本松市生まれ
東京ビジュアルアーツ写真学科卒業後、有限会社アートファイブに入社
障害者問題や、海上保安庁のドキュメントを中心に活動
日本写真家協会会員
主な本 月刊誌「ノーマライゼーション」(日本障害者リハビリテーション協会)
       月刊誌「グルメジャーナル」(飛鳥出版)
「FFCC ルセットブック グランシェフのエスプリ」(シーズプランニング)


アイデムフォトギャラリー「シリウス」ホームページ


過去の関連記事:
「岩尾克治写真展」を観る!