今でも涙が出る訳 | 横紋筋肉腫の妻と共に

横紋筋肉腫の妻と共に

横紋筋肉腫を患った妻との日々を残したいと思います。

2014/10/15:悪性腫瘍発見
2014/10/17:抗がん剤治療開始
2015/03/05:退院し、自宅療養開始
2015/03/20:37歳の誕生日を迎えました
2015/03/21:あの世へ旅立ちました

先日、用事があってかみさんが入院していた病院を通りました。

その時ふと涙がこぼれてきて、最寄駅に着くまで大泣きして、恥ずかしくて電車に乗れないかと思いました。

入院当時を思い出すのもありますが、別の理由があると思っています。

来月の命日で、かみさんが亡くなってから丸5年が経ちます。

この5年間、ご縁があって、悪性腫瘍を患った方のお話しを聞く機会や、テレビ番組を見る機会が増えました。

当時、自分の中でいっぱいいっぱいのつもりでしたが、お話しを聞いたり、テレビを見たりすると、他の方に比べて、自分達は全然楽だという事がわかりました。

もっと色々出来たのではないかと後悔の念が出てきて、かみさんに申し訳ない気持ちでいっぱいになります。これが別の理由かと思います。

亡くなった直後は、かみさんが居なくなった事に対する悲しみで泣いていたのですが、今は自分の無力さや後悔の気持ちで泣いているのだと思います。