近頃、自民党の主要ポストにある政治家の話が、テレビに流れている。それを聴いていると、ほんとうに日本は大丈夫なのだろうか、という強い不安に襲われる。
財政といい、政策といい、日本の未来が見えてこない。
このままどんどん国家の負債が積み重なると、いったいどうなるのだろう。
自民党以外の党が、革新的なヴィジョンを掲げ、強烈な力で変革を進めない限り、日本は国家破綻するのではないだろうか。
日本の国としての借金は、個人ならありえない規模までふくらんでいる。
もう5年も前になるが、会社のミーティングで発表しようと、次のような数字を探したことがある。まず国の税収、次に国の予算、そして国の負債。その当時、わたしが見つけた数字は次のようなものだった。どこまで正確かはよくわからないが。
まず収入として、国家税収50兆円、地方税収35兆円の合計85兆円。
次に支出として、国家予算80兆円、地方予算80兆円の合計160兆円。
そして、国と地方の累積赤字合計が700兆円。
驚いた数字である。
1兆円を10万円に変えて計算すると、わかりやすい。
つまり年収850万円の家が、毎年1600万円ずつお金を使い、すでに7000万円の借金があるという計算になるからだ。
個人なら自己破産もできる。
国は、いったいどうするのだろう。
上記の数字から5年が経て、状態は良くなるどころか、悪化し続けている。
ジャパンマスターズのような幸せな空間にいると、なかなか意識できないが、政治家の言葉を聴くたび、誰もが問題を解決するすべを知らず、しようともしていない現状に、不安と、苛立ちと、恐怖を感じる。
ヨーロッパなら、革命が起きるかもしれない。
政治権力への強烈な反対運動が燃え上がるかもしれない。しかし、飼い慣らされた日本人は、ただ毎日を卑屈に生きていくだけ…。
自分に道が見えるわけではない。が、今のままではいけないという識は強い。
きっと、わたしのように未来への不安を感じている人たちが、たくさんいるに違いない。そうした人たちが輪になり、自分たちで社会を変えるしかないのだろうか。
PS.友人の「武道スイマー」さんが、同じようなテーマで書いてくれました。どうか、そちらもお読みください。
http://ameblo.jp/megakun7452/entry-10119876685.html