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2016年05月09日(月)

「ゆうちょマネー」はどこへ消えたか

テーマ:本の話

 政治に特別、わたしは関心を持っていません。若い頃なら、総理大臣の名前すら知らない時期があったほどです。

 しかし、そんなわたしでも 「政治と無関係ではありえない」 と感じた出来事が起こりました。

 それが 9.11 です。

 9.11 以降、少しですが政治的 「出来事の裏側」 を考えるようになりました。昔を振り返って、個人的に田中角栄さんのロッキード事件などを調べてみたりしたこともあります。

 9.11以降、いちばん大きな違和感を感じた事件はたぶん 「郵政選挙」 でしょう。

 「郵政選挙」 で何かとてもおかしいものを感じたからです。

 まるで劇場のようでした。

 マスコミの報道も異常なら、国民の反応も異常でした。

 

 この選挙では刺客という言葉も流行りました。

 元郵政大臣で民営化に反対した野田聖子さんを自民党は公認せず、佐藤ゆかりさんを対抗馬として送り込み、彼女を公認しました。それを、マスコミはまるで世紀の一大エンターテインメントのように放送しました。

 また郵政民営化に反対して国民新党を立ち上げた亀井静香氏には、あのホリエモンを対抗させました。飛行場に到着したホリエモンに向かって、たくさんの女子高校生たちが 「ホリエモン! ホリエモン!」 と叫ぶ画面が何度もなんども映し出され、どこか非現実的な作り物であるかのように感じました。

 城内実氏に対しては、片山さつきさん。

 小林興起氏に対しては、小池百合子さん。
 それぞれが、まるでショーのようにおもしろおかしく伝えられました。しかも、構造改革 (郵政民営化) は完全な善で、民営化反対はまったくの悪であるかのようなニュアンスを込められて。

 日本が変わったのか、その変化に自分がついて行けていないのか、不思議な感覚にとらえられたことを覚えています。


 自民党が圧勝した後に、さまざまな暴露話を発見することができました。
 なかでも驚いたのが、電通が仕掛けたいわゆる B層 をターゲットにした宣伝方法です。
 これは知能指数別に国民を三つの層に分けて、「IQが低く、構造改革に賛成する層」 をB層と名付け、これを徹底的に取り込むことに徹する戦略だとのこと。
 この戦略を実行するにあたって、電通に数千億円が支払われたという文章も読みました。しかも、支払ったのは自民党や小泉首相ではなく、アメリカの大手広告代理店だというのです。

 郵政民営化から時がすぎてみると、あれが日本の低迷を半永久化する決定打だったことがわかります。本来、国内に循環するはずだった350兆円というお金のほとんどが、海外に流れてしまったからです。350兆を得るのに、数千億の投資は安すぎるくらいだとも考えました。

 

 こうした 「郵政民営化」 の過程を見事に描き、わたしの疑問にも答えてくれたのが、『「ゆうちょマネー」 はどこへ消えたか」 です。

 

 

 近頃、読んでいる馬渕睦夫さんと同じ、反グローバリズムの視点から書かれたもので、今の日本を理解する上でも非常によくまとめられ、検証もできた本だと感じます。

 

 このところ体調を崩して熱もあり、あまり元気がないのですが、読み始めたらおもしろくて、ついつい最後まで読んでしまいました。
 「郵貯民営化」 「ゆうちょマネー」 だけでなく、新自由主義(グローバリズム)を理解する上でも、有効な書籍だと思います。

 ぜひ、ご一読を。

 

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2016年04月27日(水)

世界戦争を仕掛ける市場の正体

テーマ:本の話

 ここのところ、平さんの 『一歩を踏み出すための道徳』 を間に挟んで、クラシック音楽関係の書籍ばかりを読んでいました。それも大作ばかりを ・・・・。
 今日、ひさびさに政治・経済の本を読んでみたら、ほんとうに刺激的でした。

 馬渕睦夫さんと宮崎正弘さんの対談から創られた 『世界戦争を仕掛ける市場の正体』 がそれです。

 

 

 馬渕さんの本には、以前読んで今も記憶に残っているものがあります。

 『世界を操る支配者の正体』 というおどろおどろしいタイトルの本です。

 もしこれまで馬渕さんの本を読んだことがないなら、こちらを先に読んだ方が良いかもしれません。なぜなら非常に論理的に、現代世界で起こっている重大事件を解説されているからです。そのうえ、素晴らしい解決策まで提案されています。

 

 

 どちらの本でも、東欧の 「カラー革命」 や 「アラブの春」 の裏側 ・・・・ つまり真相 ・・・・ を歴史的視点から解説しています。そこからつながる 「ウクライナ危機」 やイスラム国の真相にも、明るい光を当ててくれます。

 つまり、現代のわたしたちに掛けられたメディアの洗脳を、みごとに教えてくれるのです。

 

 『世界を操る支配者の正体』 での記述から、馬渕さんが主張するその核心を少しだけ書いてみましょう。

 まず、東欧の 「カラー革命」 や 「アラブの春」、そして 「ウクライナ危機」 の裏側に、世界をある特定の形に変えようとする勢力が存在することを示してくれます。
 そうした勢力の思想的背景として、ミッテランの側近中の側近で、81年から91年まで大統領補佐官を務めたジャック・アタリを代表の一人として取り上げ、その発言から次を引用します。

 「現状はいたってシンプルである。つまり、市場の力が世界を覆っている。マネーの力が強まったことは、個人主義が勝利した究極の証であり、これは近代史における激変の核心部分でもある。すなわち、さらなる金銭欲の台頭、金銭の支配が、歴史を動かしてきたのである。行き着く先は、国家も含め、障害となるすべてのものに対し、マネーで決着をつけることになる」

 

 つまり、アタリが代表するグローバリズムの思想とは、市場が全権を持つ世界であり、マネーを操る個人が市場の支配者であることを、これらの本を通して、馬渕さんはわたしたちに見せてくれるのです。

 

 また、次のアタリの言葉も引用しています。

 「国家の歴史とは、債務とその危機の歴史である。歴史に登場する、さまざまな都市国家・帝国・共和国・独裁国家も、債務によって栄え、債務によって衰退してきた」

 

 ここから、「国家の歴史とは、国家に金を貸す者の歴史である」 と詰めていきます。

 そして、「わたしたちがほんとうの歴史を知るためには、誰が国家にお金を貸しているのか、その仕組みを知る必要がある」 とまとめに入ります。

 

 現代を生きる者にとって、馬渕さんのこうした視点は決して見逃してはならないところでしょう。
 平先生の道徳と同時に、たくさんの人に読んでいただきたい本の一冊です。

 

 

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2016年04月19日(火)

『一歩を踏み出すための道徳』

テーマ:本の話
 親友の平さんが、また著書を送ってくれました。
 いつも、ほんとうにありがとうございます。

 Doutoku

 じつは今とても興味のある音楽関係の大作を読んでいるところだったので、そちらを読み終わってからと思っていました。ところが手に取ってパラパラとやっているうちに、ある文章が目に止まり、少し読み始めるともう止まりません。あっという間に、すべて読み終えてしまいました。
 しかも、最後に近づくにつれ、「まだ終わって欲しくない」 「もっと読みたい」 と強く感じながら読み終えることになりました。

 これはもしかしたら、これまで彼が出した中の最高傑作ではないでしょうか?
 タイトルからして 「一歩を踏み出すための道徳」 ですし、見返しにはこう書かれています。
 「現実を変えるために必要なのは、たくさんのスキルより、道徳」

 わたしが読み始めてしまったのは、この 「現実を変えるために必要なのは、たくさんのスキルより、道徳」 という文章を見つけたからです。

 もうだいぶ前から、「時代はスキルやマニュアルを求めている」 と感じていました。
 たとえば、わたしの家内は今 「羽生結弦 王者のメソッド」という本を読んでいます。
 メソッドもスキルも、マニュアルも技術です。
 それを学べば、誰もがレピートすることのできるテクニックと考えられています。
 ほんとうにレピートできる成功のメソッドなど存在するのでしょうか?
 わたしには疑問です。
 ほんとうの王者になるためには、メソッドやスキルではなく、道徳・・・・つまり心・・・・人が従うべき基準こそが必要だと、わたしには信じてられてならないのです。

 そんなわたしの心を見透かしたかのような、「現実を変えるために必要なのは、たくさんのスキルより、道徳」 という見返し。
 さすがです。

1歩を踏み出すための道徳/平 光雄

¥1,404
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 この本を読んだので、エフ-スタイルスクールでやる紙芝居がいっそうグレードアップすること請け合いアップ
 わたしもさまざまな心の部位に刺激をいただきました。


 ちょっと本の内容に触れておきます。
 平さんの持論に、「人間は大雑把に云うと 『内向型』 と 『外向型』 という二つの性分があり、それぞれに短所と長所がある」 という考え方があります。
 「現代社会で評価されにくい 『内向型』 のみなさんが、みなさんらしい一歩を踏み出すために少しでも助けになれば・・・・」 と願って、この本を書かれたそうです。

 内向型のみなさんだけでなく、年齢の若い人だけでなく、この本はすべての日本人が、今必要とする内容を含んでいます。それもほんとうに純粋な凝縮された形で。

 一人でも多くの皆さまが、この本を読んでくださいますように・・・・・・。

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