2008年07月23日(水)

ジャパン マスターズ 2008

テーマ:水泳の話

 日本という国家はほんとうに大丈夫なのだろうか?

 そんなニュースが多い近頃ですが、今回は平和な日本を代表するようなジャパン マスターズの話題です。


 昨年に続き、ジャパンマスターズに参加してきました。

 昨年同様、6千人を超える参加者。50m自由形だけで3000人が参加するメガイベントです。


 もっとも参加者が多いのは、わたしの年代周辺で、50才前後に参加者数のピークがあるようです。

 マスターズ協会への登録も50才前後にピークがあるので、やはり登録者数とシンクロしているのかもしれません。


 少し話がずれますが、何年か前、韓国スキー連盟から講演を頼まれたとき、「人間の競争は環境破壊につながる」と話したことがあります。それは、資本主義的な理念で生きたなら、必然的に競争が起こり、そんな競争が「開発」や「生産(マスプロダクション)」に向かうため、どうしても自然破壊や環境汚染につながるという意味でした。

 ジャパンマスターズに参加すると、ほんとうに「人間の競争心は底知れない」と感じざるを得ません。少し恐くなるほどです。

 決して若くない人々が、毎日すさまじい努力を続け、少しでも向上しようという熱気にあふれています。

 わたしはある意味スポーツが商売であり、プロのアスリートと呼べる立場にあり、トレーニングも仕事のうちという感覚があります。もし、わたしがふつうの仕事をしていたなら、そこまで努力を続けられるのか、とても疑問です。しかし、ジャパン会場には、そんな努力を一生続けるであろう方々が大勢集まっていらっしゃいます。途轍もないエネルギーです。

 こんな競争心が、間違った方向に進むと、残虐な戦争やあくことなき自然破壊へと突き進んでしまうのかもしれません。向上心や競争心の巨大なエネルギー。そんな力を、人間は、健全なスポーツや芸術で昇華すべきであると、つくづく感じられるイベントでした。



 わたしは50m自由形とバタフライに出場しました。

 自由形の日はとてもうまく集中でき、トラックスタートがかみ合ったこともあり、昨年より速い記録(27.53)でゴールすることができました。昨年は有名選手の欠場に助けられ、ラッキーな優勝となりましたが、今年は混戦をくぐり抜けての3位。嬉しいです。ただ、世界チャンピオンのバーンズさんは参加されませんでした。故障でもされていたのでしょうか。

 かつて、100m自由形で荒木さんに一気に先に行かれ、動揺して泳ぎが乱れ、さんざんな結果になったことがありました。そのためイメージトレーニングでバーンズさんが、遥かかなたに去っていくイメージを創っていました。たとえそうなっても自分の泳ぎをキープできるよう強く意識していたのです。しかし、現実は異なりました。ふたを開けてみれば、サイド・バイ・サイドの大混戦。今度は混戦に動揺し、少し泳ぎが乱れてしまったのが、最大の反省点です。


 50mバタフライは自滅しました。

 まず、朝から集中力に欠け、アップもうまくいかず、スタートもトラックスタートかグラブスタートかで迷い続けました。加えて、スタート直前、5コースだったにもかかわらず、4コースの椅子に座ってしまい、注意されたのにもかかわらず気が付かないほど…。隣の松岡さんにはたいへんご迷惑をおかけしてしまいました。お許しを…。

 そんな失態から、グラブスタートを選んだのですが、スタート音に思い切り反応が遅れました。

 浮き上がりもうまくいかず、前半かなり出遅れました。途中、どうにか一度追いついたのですが、ここでもサイド・バイ・サイドの大混戦に泳ぎが乱れました。

 優勝者のタイムから考えて、自分も十分優勝を狙えるところにいたのですが、自分のミスでそれを逃し、3位。

 ほんとうに大会というのは不思議なものです。

 ゴールした後、隣のコースの松岡さんに、もう一度謝りました。

 「先ほどは失礼しました」

 すると、優しく明るい笑顔で応えてくれました。

 「いいんですよビックリマーク それよりどうでしたか? 自分は目が悪いので、掲示板が見えないのです」

 「わたしはダメでした」

 「そうですか、ふだんはどのくらいで泳いでいらっしゃるのですか」

 わたしがふだんのタイムを応えると、「そうですか。わたしはまだ30秒を切ったことがないのです。30秒を切れば、ジャパンでも優勝できますね。どうですか、来年は一緒に30秒を切りませんか?」

 松岡さんとは昨年も同じ組で泳ぎました。人一倍鍛えられた素晴らしい体を、よく覚えています。

 「ぜひ、そうしたいですね。お互い、来年は30秒を切りましょう」

 こんなふうにして、友人の輪(和)が広がっていくことも、マスターズの喜びです。

 来年こそ、30秒を切りたいですね。そして、昨年掲げた50mフリーでの26秒台も、あきらめず追いかけ続けますよ。

 素晴らしいライバルのみなさん、これからも一緒に充実したトレーニングを続けましょう。


 それから、荒木さん、100メートルバタフライ優勝、ほんとうにおめでとうございますアップ



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コメント

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2 ■2種目3位おめでとうございます

おめでとうございます。いつもたゆまぬ努力をされていらっしゃいますね。とてもすばらしいと思います。ぜひこれからもがんばってください。こころから応援いたします。

1 ■お疲れ様でした

記事を読ませていただいて、会場の緊張感や、バタフライスタート時の動揺が、ひしひしと伝わってきました。どんなハプニングがあっても、3位までに入られる勝負強さは、是非真似させていただきたいです。
大会は不思議ですよね。うちのNちゃんも100バタまさかのベスト4秒落ちで、県の大会の出場権をのがしました。。。まさかの出来事に、涙も出ないようです。

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