保存していたデータのバックアップを取っていなかったので、将来復旧サービスが安くなる日まで眠らせておこうとも考えていたのですが、内容がテレビの録画が大半だったので泣く泣くデータは諦めてWestern Digitalの返却承認(RMA)サービスを使って交換することにしました。
HDD故障による交換は、保証期間内であればシリアル番号を問い合わせることで無料で手続きを行うことができます。
ただし、中身は完全に消去され、代替品(多くの場合再生品)との交換となります。
■ RMA手続き手順
以下のページより、まずは所有するHDDのシリアル番号を入力し、保証期間内かどうかを確認します。
WD サポート > 保証サービス > エンドユーザ > エンドユーザー向け保証確認
このように、保証期間内かどうかを確認できます。
後は、必要な項目を入力していくことで、RMAを作成することができます。
作成後に表示される作成結果の明細(RMA送り状/明細書)とラベル(Print RMA Label)はそれぞれ印刷しておきましょう。送り状は海外発送時のインボイスの代わり、ラベルは梱包箱にそれぞれ使用します。
■ HDDの発送
発送時には破損から保護するために必要な十分な梱包を求められます。
しかし、HDDを納めるにぴったりな梱包材を一般人が持っているわけはないので、なるべく厳重に梱包するのがよいでしょう。
私は、幸いiPadを購入した際に使われていた箱ががっしりとした作りになっていたので、これを利用しました。
HDDを入れるには少し大きかったので、隙間を埋めるべくプチプチの梱包材でHDDをぐるぐるに巻きました。
なお、脇に敷き詰めている白いものはティッシュではなく、白薄紙というものです。あまり売っているのを見かけることはないのですが、引越し時等に食器を梱包するためにもらえますので、取っておいておくと何かと便利です。くしゃっと丸めることで、緩衝材に使えます。
後は、以下のように、先ほど印刷したラベルを張り付け、RMA番号をわかりやすく記述しておきます。
これを、Western Digitalの工場のあるシンガポールへ発送します。私はEMSで発送し、料金は2,100円でした。
緩衝材をもっと効率化することで、料金は下げられるかもしれません。
■ HDD交換
私の場合、発送を行ってから3日後にWestern DigitalからHDD受領のメールが来て、その14日後に発送メールが来ました。更に実際に届くまで3日かかりましたので、合計で20日間かかりました。
中身はキレイで一見新品のように見えました。
ただ、よく見ると細かい傷が見られるので、やはり再生品でしょう。
以前、安物買いの銭失いと書きましたが、バックアップをしっかり取っている限りは、RMAという制度もあることですし、少しは安心して使うことができるかもしれません。
当たり前のことですが、HDDは壊れるというのを前提に、残したいものは必ずバックアップを取るというのが重要ですね。