スマホとアドテク開発記

株式会社CyberZでスマホ広告ソリューションツール「Force Operation X (F.O.X)」のプロダクトマネージャーをしています。


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まだ正式リリースされていないiOS 8に関する内容のため、文章そのものをここに載せることはできず、詳細はこちらのサイトを参照ください。

iOS 8 Safari can block ads from automatically redirecting to the App Store

自動リダイレクトする広告がブロックされるという文言がリリースノートに記載されていることで、影響についての問い合わせが増えていることから、現在判明している事実を共有したいと思います。

特に、リリースノートに記載されている「自動リダイレクト」というものが何を指しているのかわからず、最悪の場合一切のオンライン広告が機能しなくなるのではないか、と読み取れる文章になっていることから、多少の騒ぎになっているようです。

そこで、本現象を再現するためのスクリプトを実機で確認してみました。

参考にしたのは、今年の初め頃のニュースです。

Shady App Install Ads Are Automatically Redirecting Mobile Users To App Store, Google Play  | TechCrunch

どうやら、こうした類の「クリックすることなくサイトを表示しただけでApp Storeアプリに遷移する広告」がブロックされるようになったようです。

そこで、JavaScriptによって、App Storeへリダイレクトするhtmlを記述してみます。
<html>
<head></head>
<body>
<img src="http://img....jpg" width="320" height="50" border="0">
<script type="text/javascript" language="javascript">
window.location='https://itunes.apple.com/jp/app/id349442137?mt=8';
</script>
</body>
</html>
上記のように、単に自動リダイレクトでApp Storeに遷移させるだけでは、iOS 8でも特に問題は発生することはありません。この事から、訪れたサイトで自動リダイレクトを行うことは特にブロックされるわけではなく、通常のサイトにおいて本仕様が問題となることはないようです。

次に、上記を広告に見立て、iframeで呼び出すようにしてみます。redirect.htmlが上記の自動リダイレクトする広告の実体で、iframeがサイトに貼られた広告タグとなるイメージです。
<html>
<head></head>
<body>
<iframe frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="NO"
width="320" height="50" src="http://.../redirect.html"></iframe>
</body>
</html>
こうすると、iOS 7ではApp Storeへ自動リダイレクトしますが、iOS 8ではApp Storeへ自動リダイレクトしなくなっています。

問題となった件が、不具合だったのか、意図的なものであったのかはわかりませんが、iOS 8における修正は、おそらくユーザーが予期しないクリックすることなく遷移する広告をブロックする目的で追加されたものと思われます。そうした広告はかなり特殊で実際に目にすることはなく、iOS 8の仕様変更が通常のオンライン広告に及ぼす影響はないと判断しています。
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