ボーン・アルティメイタム(2007米)--記者会見&試写会 | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。

ボーン1 ボーン2

実はマット・デイモン様、好きなんです。華やかな感じはないけど、どんな役にもはまりそうな辺りが。暗い表情なんかも好き。そんな私の願いが叶って、今日は記者会見に連れて行ってもらいました。(どういう計算か知りませんが)稼げる俳優No.1のハリウッドスターなのに、午前中からの記者会見♪私は運良く、一番前の席に座れました。オペラグラス必要なかった。

マット・デイモンはイメージ通り、爽やかで礼儀正しい青年でした。青いシャツで現れ、ニコニコ。演技を褒められたら、お礼を言う。お水を替える係にもお礼。なんて素敵なんでしょう。受け答えは、あの低めのクリアな発音で丁寧に話していました。専門用語以外は全部理解できて、あぁ君と同じ英語を習ってよかったよ。個人的に撮った写真は、ネット公開しちゃいけないそうなので…。通訳さんの時間に彼の写真を撮ると、その後に目を合わして笑ってくれたりして、すごくいい人でした。よけいファンになったぞラブラブ

昨年結婚したばかりなので、娘や家族の話が多かったです。今回はロケ各地に家族を連れて回ったそうな。だから、義理娘を飽きさせないよう、ロンドンの子供向けお芝居は全部見て、水族館や動物園は何度も通ったとのこと。続編については、「一応3部作は終了したけど、ポール監督や僕はまだ完全にフタを閉じる覚悟が出来ていないんだ。5年や10年後に社会情勢がまたボーンの復活に合うような時、ポール監督が撮りたいといえば、僕もボーンをやりたいと思っている」とコメント。これは、嬉しい言葉です。何年でも待つので、是非是非。

自分を暗殺者に仕立てあげたCIAの極秘プロジェクト、“トレッドストーン計画”などに関する取材を進めていた新聞記者ロス(パディ・コンシダイン)とロンドンで接触しようとしたボーン(マット・デイモン)。しかし、CIAの現地要員に監視されていたロスは、若い暗殺者(エドガー・ラミレス)に狙撃されてしまう。 (シネマトゥデイ)

自分探しのボーン3部作最終章。今回、ボーン誕生の謎が明かされるとか。でも・・・正直、私はボーンがどうやって誕生したかとか、何者なのかってあまり興味はないんですよね。謎のまま、いつまでも旅を続けて欲しかった。
2作目から連投のポール・グリーングラス監督(「ユナイテッド93」)らしい、めまぐるしいカット編集と手持ちカメラを駆使して、スリリングで迫力満点のサスペンスになってます。カーチェイスや肉体アクションはもちろんあるし、今回はバイクにも乗ってます。ボーンの魅力はどんくさそうなマットと高い戦闘能力や知能というギャップ。すごい暗殺者ながら、人間的苦悩を見せる姿なんだと思うんです。今回は、そんなボーンにひかれる協力者も現れ(って、前からいるキャストね)、ガンガン進んでいきます。アクションなんか、ありえなさは「ダイ・ハード」に負けず劣らずですが、映像はリアルなんですよね。

3作めいいっぱい緊張感を保っている、恐るべきスパイ映画。もう1回くらい興奮を味わいたいと思います。


11月10日(土)より公開予定
満足度:★★★★★★★★☆☆(会見を含めたら9点ですが…)