めがね(2007日) | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。

めがね1 めがね2


「かもめ食堂」のキャスト・スタッフが集結
…と聞けば、気にならない訳がないです!片桐はいりさんはいませんが、今回は加瀬クンが仲間入り♪

海辺の小さな町にやって来たタエコ(小林聡美)は、素朴で小さな宿・ハマダに到着。宿の主人・ユージ(光石研)とその愛犬、さらには不敵なほほ笑みをたたえた女性・サクラ(もたいまさこ)らに出会う。何日かを過ごしたタエコは、マイペースに明け暮れるハマダでの毎日に違和感を覚え、別の宿へ移る決心をするが……。 (シネマトゥデイ)

今回は「とある南の島」。特定はしてないんですが、ロケは与論島椰子の木で行ったそうです。私にとっては小さい頃から気になっていて、行かれない場所でした。風景を見ていると、ここで一番よだれが出そう…。青とも緑ともいえない海の色。白い砂と流木は小浜島のようであり、半オープンな宿は小笠原のよう。色々な記憶が蘇ってきて、思わず私たそがれてしまいましたワ。こんな時間も、慌しい東京と同時に存在するんだったなと思い出す映画。

美味しそうな食卓ビールに、会話がなくても心地よい雰囲気わんわん、心落ち着くマンダリンの音色音譜。それだけで、なんだかイイんですよね~。

これは「ユルユル」というのとは違うかもしれません。次にこのキャストが何を言うのか、期待を引っ張った末、絶妙なタイミングでのセリフ。あるいは予期せぬ事柄に対する驚きなど、ゆるい中での緊張感(期待感?)が張り巡らされ、思わず見入ってしまいました。(それでも全体に動き・セリフが少ないので、寝る人は寝るかも;)たまには、オチのないシーンもあったりして。それでもOKなところが、丁寧に作っているのだと気付かされます。

「かもめ食堂」で感じたしなやかな力強さ、メッセージ性は少ないですが…このシリーズ、今後も続いて欲しいです。 そして、この映画映画を外国人が見たら、どう思うか、知りたいです。


9月22日(土)よりテアトル系にて公開予定
満足度:★★★★★★★☆☆☆