夕凪の街 桜の国(2007日)--舞台挨拶付 | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。

夕凪

これ、累積25万部というコミックが原作です。なんとか映画にしようとしたけれど、やはり内容が地味だからと大手には断られ、監督さん達がお金集めに回って完成した作品だそう。

上映前にはテーマ曲のハープ演奏がありました。美しい音色に癒されつつ、ハープって意外に力強い音も出るのだと知りました。その後は、お楽しみの舞台挨拶です。八雲ふみね(敬称略)の司会で、登壇したのは田中麗奈、麻生久美子、吉沢悠、中越典子、伊崎充則、藤村志保 そして佐々部清監督でした。田中麗奈ちゃんの熱烈ファン(多分、毎回同じ人だと思う)がやはり前に陣取っており、登場した途端、1人で「れーーなちゃーーーん」コール。(正直、毎回アレじゃウザくないんだろうか…一応、戦争映画だぞ…)ところで、私にとっての楽しみは、子役の頃から変わらない伊崎クン男の子でした。映画の中では学生服も着ていますが、彼30歳だそうです。「まだまだイケます」と自分で言ってましたが、本当に童顔で全く違和感なし。

昭和33年広島、皆実(麻生久美子)は同僚の打越(吉沢悠)から求愛されるが、彼女は被爆した心の傷と、自分が生き残った罪悪感に苦しんでいた。やがて、皆実に原爆症の症状が現れ始める。半世紀後、皆実の弟の旭(堺正章)は家族に黙って広島へ向い、父を心配した七波(田中麗奈)は、後を追う内に家族のルーツを見つめ直す。 (シネマトゥデイ)

「ヒロシマナガサキ」と比べると、心にずしーーんと来るものは少ないです。「皆もヒロシマについて知ってね」という軽い紹介風映画でした。特に現代のパートは…麗奈ちゃんがラブホで「プリプリ」を歌っちゃう位、あくまで若者向けの軽いテイスト

それでも、体験した人の口から出るちょっとしたセリフには、感じるものがありました。被爆した母親が、息子の結婚について言うセリフが…暗い気持ちになりますガーン

私は広島に行ったことがないけど、外国人にとっては京都に次ぐ人気スポットなんですよね。日本人として行ってみてもいいかなと思ってます。

7月28日(土)より公開予定
満足度:★★★★★★☆☆☆☆