長江哀歌(2006中) | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。

長江哀歌

2006東京フィルメックスの鑑賞記録ですが、まもなく公開なのでこちらにアップします。


(11月17日@東京国際フォーラムC)
今日から、東京フィルメックス開幕!でも…オープニングのホールCロビーがなんとも閑散としています。確かに作品に派手さはないけど、仮にも映画「祭」なんだからもっと華々しい雰囲気でもいいんでは。

上映前にオープニングセレモニーが行われました。といっても、あまり知らない審査員の紹介と、「三峡好人」の監督・主演女優の挨拶。ジャ・ジャンクー監督は「世界」でも国際的に評価されている人ですが、オフィス・キタノと交流があるらしく、「行き詰まったときにアドバイスをくれたりして、感謝してます」と述べていました。フォト・セッションも一応あったのだけど、同時に行われている「酒井家のしあわせ」舞台挨拶付試写会の方がカメラの数は多いだろうなと思ってしまいます。

三峡ダム建設中の町を舞台に、16年前に別れた妻子に会いに来た男と2年間音信不通の夫を探す女の姿を通し、変わりゆく中国社会を描写する。(東京フィルメックスHPより)


ヴェネチア映画祭で金獅子賞を取ったというのは聞いていました。同時に監督が「商業ベースの中国ではどうかな」とコメントされているのも読みました。確かに…芸術作品と呼ぶのか分かりませんが、眠くなる淡々とした映画でした。多分私が映画の背景となる中国の事情を理解していなかったせいもあると思います。でも正直、イタリアで評価されたのがよく分かりません。

ダム周辺の自然や街並みの映像は美しいのです。それに時々入る少年の歌声も興味深いし、中国の人が卓球をしたり青空麻雀しているのも生活が垣間見でき面白いです。でも、淡々としすぎて途中フォローしきれていない部分もありました。可もなく不可もなく。いやどちらかというと私には不可。


満足度:★★★★☆☆☆☆☆☆