客観性ってどんな感じがする？ 2

今日も意識の架け替えワークをさせていただいたのですが、長期で関わらせていただくと、いかに意識が現実に反映しているのか、人がどんな風に自分の中心へと繋がっていくのか、そして全体のエネルギー的な動きとの絶妙な絡みに感動します。

さて、、

客観性ってどんな感じがする？ 前記事のつづきです。

なんで、このタイトルをつけたかというと、｢客観的に自分を観る」ということについて、多くの人が難しさを抱く理由を伝えたかったからです。

その一番キーとなる問いかけとして、

「客観性ってどんな感じがする？」　です。

どんな感じしますか？

「主観を抜いている状態」とか想像しませんか？

客観的の反対は主観的、ですしね。　言葉ではね。

「自分を客観的に観る」っていう言葉。

これ、すごく混乱させられる言葉なんです。

「出来事を客観的に観る」　これはまだ分かりやすいです。

この話をしていて、旦那さんに

「自分を客観的に観るとき、自分の主観を抜いてみることはできないんよ。」

と言いました。

そしたら、旦那さん～！

ゆっくり、ゆっくり、こんなことを言い出しました

『　客観的とは、、　観察者、、人間の思いとか、感覚とか、意思を無くして、それらを入れずに、物体の動きだけが進む世界を重要視する、、、』

！！　

なんか言い出した～！！　と思ったら

とアインシュタインが言ってるよ、　って言いました　笑

で、「客観性」や「客観的」はもともと科学の中で重要視されてきた言葉であり、見方で、人間や生命を排除する考え方にもなり、オートメーション化が進んだり、もっとそこだけに焦点を当てて進んだ結果としては、人間を排除する科学を発展させてしまったことを、話してくれました。

って　アインシュタインが言ってる　って　笑

こうやっていつも、いつもぼ～～～～～～っとしてる旦那さんなのに、どっから引き出してくるのか、ストライクを突然放ってきます。

以前は、ハニワみたいになって、急にパカパカ言い出したりしたんですが(笑) 最近はそれはなくなりました。

科学の実験でモノを観察するときに、主観を入れず、物体の動きだけを観るというのは分かります。

でも、日常生活で　『自分を観る』となったとき、

そこに主観をいれなければ、出来事だけを観る　ということになりますが、、

ここが盲点。

出来事というのは、ひとつの出来事が起こっていても、それに関わる人がそれぞれ体験してることって違うんです。

出来事って　それ自体は本来意味が無いんです。

意味が無いと言ってしまうと、出来事によっては、受け入れがたいことがたくさんあると思うので、
もっとふさわしい言い方をすれば、ニュートラル(中立）である、と言えます。

わたしたちがそこから何を学ぶかは、出来事そのものを観るのではなくって、出来事から動いた自分の感情を観ることによって、初めて学ぶことができます。

『　自分を客観的に観る　』　と言われたときに、わたしたちが持っている「客観的」という言葉の印象が、まるで、「自分を抜いて、物事を観る」という風に捉えがちですが、

自分の主観を抜いて、自分を観るということは本当は成り立ちません。

「目の前で人が転んだ」　という　事実があったとして、「目の前で人が転んだ」ということにそれ以上もそれ以下もありません。

自分を抜いて観るということは、そこから何も発展はしません。

「目の前で人が転んだ」という事実にあったとき、「そこで自分が何を感じたか」を観ることにより、更なる自分が生まれます。

「本当の客観性」　というのは、　主観を保ちながら、それとただの事実である出来事を同時に離れた視点から観て、応じることです。

主観なくして、「　客観的に自分を観る　」ということは　ありえません。

だから、　味わうことが一番大切になってきます。

なので、　揺れることが当たり前になってきます。

そういう自分を観れていることが　本当の客観視です。

科学でさえ、事実の観察だけならば、何も発展はしなかった。

それを生かしてきたのは、人の意思や、感性や、直感があったからです。