一宮市で燈孔探し | 東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

マンホールや消火栓などの蓋、特に地味蓋を中心に観察しながら歩きまわります。タイトルとは裏腹に都外出没頻度も高いです。

当ブログで頻繁に登場にするさせていただいているrzekaさんのブログ「マンホール・下水・暗渠 ~rzekaの都市観察 」におかれている「燈孔設置数(GoogleDocsスプレッドシート) 」によれば一宮市にも燈孔が昭和39年時点で9個あったとのこと。

「一宮市下水道略誌」(昭和11年) という文献が近代化デジタルライブラリーで閲覧できます。これによると同市の下水道の第一期工事の起工式が昭和3年に行われ、燈孔の設置についても記述があります。(下写真左端)
設置数はやはりわずか9個。果たして残っているでしょうか? 残っていたとしても見つけられるのでしょうか?


目的の燈孔の蓋の図面。一番下の図からすると燈抗の内径が0.75フィート(22.86cm)ですから、蓋もおよそ23cm程度でしょうか? 先日出会った新潟の燈孔蓋 と同程度のもののようです。


当時の下水道設置場所は下図の通り。この区域の中で下水管の屈折する箇所が目標になるわけですが、それらしい場所は見つかりません。現在の地図を見ても直線道路ばかりでとてもターゲットが絞れませんでした。となれば歩くしかないわけです。


というわけで、前書きばかりが長くなりましたが、結果は X 。もちろん、上の地図に示された範囲の道路を全部歩いたわけではないので、次回に持ち越しというところでしょうか?
燈孔はそう簡単に見つからないとして、人孔蓋はどうだったかというと、これも思わしくありませんでした。
時々出会う蓋はこれ↓。独特の地紋で創設期からデザイン蓋が登場するまで使われていたものであった可能性もありますが、特に古そうな蓋には巡り会えませんでした。というわけで、次回の探索へのモチベーションがいまいち湧かない一宮での燈孔探しでした。。。


昭和9年創設という上水道も古蓋的には不作で、右書き止水栓が多少見つかる程度でした。。。