今年も入間市博物館で開催されたイベントにやって来ました。
実質「くろがね四起編」になってしまったその1 からの続きでございます <(_’_)>
ジープの機能美展 2014年http://homepage2.nifty.com/CCV/JEEP2014.html
「ジープの機能美展」が何たるかは上記のリンク先をご覧ください
1995年から続き今年で20回目となる機能美展。
展示車両は毎年変わりますが、今年の目玉はくろがね四起(九五式小型乗用車)
テレビニュースでも紹介されたそうで、終始人だかりが絶えませんでしたよ。
今年は常連のマニアだけでなく、多くの一般の方も来場しているようです。
そんなくろがね四起の写真は前記事(その1) でご覧頂くとして、今回はその他の車両をご紹介。
くろがね3/4t KE3型(日本内燃機)
くろがね四起と同じく日本内燃機 製です。戦後は再びオート三輪 の製造を再開。
車両は板橋区のオートジャンクション
が持ち込んだ3/4トン(750kg)積みのものです。
屋根はソフトトップ(幌)でドアは…もともと無いのかな?
あと、大きなウィンドシールドにはワイパーが付いていないので雨の日には乗れなさそう。
2011年に展示された時のこちら
では1956(昭和31)年となってますが、別の車両なのかしら?
子供のころ近所の工場にマツダのオート三輪 がありましたがそちらは丸いステアリングでした。
それよりも古いこちらはよりバイクに近い感じですね。
カウル(キャビン)さえ無ければバイクそのものですよ
現代でいうとピザ宅配バイク の大型版というか、トライク …の業務用版って感じ ( ´艸`)♪
小回りが効くというのがオート三輪の利点らしいですけど、これステアリング重くないのかな。
そしてバタンと出てくる補助席はメチャ怖そう ((((;゚Д゚)))ガクガク
あと、今回初めて気づいたのがこちらのエンブレム
なかなか精悍な顔つきでカッコいいですな。
この角度で見るとフロントタイヤが見えないので何とも奇妙な感じです。
カーブで横転するというイメージがあって乗る気にはなりませんけど、実際はどうなんでしょ?
特に山道の下りなど、ヒジョーに危険な香りがしますな (;・`ω・´)
で、そのお隣にはロッドブレーキが懐かしい実用自転車の展示もありました。
ゼブラ號(ゼブラ自転車)
今回のイベントを主催するITFの代表・石川雄一 氏が所有する一台です。
フォーク部分には保護用の紙が巻かれたままのデッドストック新品でしたよ。貴重!
石川氏は4x4 Magazine の創刊時から編集長を務め、後にCCV 誌を創刊するという神のようなお方。
最近はもっぱら実用自転車 に凝っているようです。
その興味深いゼブラ號の由来と昭和の実用自転車についてはこちらをぜひご覧ください。
荷台に積まれため止み痛 ルーチメロサの薬箱は演出。
こういうカスタマイズ(?)は先日の小嶋さんの国鉄バス みたいなノリでいいですねぇ♪
ヤクルトレディーよろしく薬売りのおじさんがキコキコと会社訪問している姿が想像されます。
実用自転車といえば、こちらは軍隊で使用されていたもの。
自転車部隊と聞くとつい、銀輪部隊
という言葉が出てしまうのはかなりのオジサン
現在でも自転車は各地の軍隊で日常的に使われていると思いますが、部隊として運用しているところは少ないのでは?
自転車部隊で有名なスイス陸軍では何と2003年まで現役だったようです。
このフレームにぶら下げるバッグ(トランク)は良さそうですね。
ソフトバッグタイプのものは現代でも見かけますが、こういうハードな据え置きタイプが欲しいな。
チェーンにはカバーが付けられていないけど、これがオリジナルなのでしょうか。
ズボンをブーツインしたとしても巻き込みそうで怖いです。
おっ!こちらはカバーが付けられてますね。これで安心して漕ぐことができますが…
ブレーキが見当たらないぞ。ペダルを逆転させてブレーキングなのかしらん(-ω-`)
その自転車のすぐ横に展示してあったのがこちら。
Steyr-Daimler-Puch HAFLINGER 703AP
オーストリアのシュタイアーダイムラープフが作った四輪駆動車です。
外見を見た感じではPINZGAUER(ピンツガウァー)
の小型版みたいですね。
名前はHAFLINGER 703AP(ハフリンガー)だそうです。
よく分からないけど、これも軍隊で使用されていたんでしょうか。かなり小さいですよ。
運転席を見た限りではノリ的にバモスホンダ みたい。
まあ、アチラは四輪駆動じゃないし中身もまったく別物ですけども。
スズキからHUSTLER(ハスラー) っていう車が発売されましたが、こういう本格的な四輪駆動タイプだったら欲しかったな。まあ、一般ウケしそうにないから作られないと思いますけど。
でも軽トラとジムニーの間をうめる車が欲しいという方、多いんじゃないでしょうか。
エンジンはリア置きの空冷エンジンでした。
意外と小さかったので軽自動車枠で復活できそうな予感!と、無責任な発言をしてみる (´∇`)♪
660ccエンジンを積んだケーターハム・セブン160 ってのも出た事だし、スズキさん作ってくれないかなぁ。
でも水冷エンジンだとこの位置じゃダメか (-ω-`)
今回は修理で入庫したとのことで足回りを披露する粋な展示方法でした。
ハフリンガー、小さいながらもPINZGAUER(ピンツガウァー) 同様にハブリダクション でしたよ。
撮影を失敗してよく見えていないのが残念ですが ←
下回りの写真を撮っている方が多かったのでググると分かりやすい写真をUPしている方がいるかも。
ぜひその独創的な足回りをご覧ください(他人のHPで)。
しかし床にはいつくばって写真を撮る光景は旧車イベントあるあるですな ( ´艸`)♪
さて。ジープの機能美展といいつつ、全然ジープが出てこないじゃねーか!ヽ(`Д´)ノ
とお嘆きの方すみません。いつもの事です (笑
次回、その3 でようやくジープの登場です。期待せずに… こうご期待。どないやねん。
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