ゴールデンウィークといいつつカレンダーどおりの休日。
ようやく4連休に入ったので念願のお店(詳しい経緯はこちら )を訪問してきました。
蕎麦 創作料理 純米酒 あんどhttp://www.soba-and.com/
4月30日にオープンしたばかりの蕎麦店です。開店おめでとうございます~ ゚+。(*′∇`)。+゚
先日 は何も無かった場所にお店の立派な看板が掲げられていました。
店名の由来は…
蕎麦と創作料理、純米酒を楽しんで身も心もホッ!! と出来るよう、あんど(安堵)と名付けたそうです。
これぞ大人の隠れ家・癒し処ですね。疲れた現代人の活力源になりそうなお店じゃないですか。
仕事帰りに立ち寄って日本酒を一杯。良い雰囲気で一日の疲れを吹き飛ばしたいところですね。
~シンボルマークに隠された の文字も可愛らしい~
開店時刻は11時30分ですが、すでに10分前には他のお客さんも次々と来店
さすがに注目度高いな~!と思っていたら、なんと足袋蔵パン工房 rye(ライ) のご夫妻でした。
実は昨年の夏 にコチラの蔵がお店に変わる事を教えて頂いたのが奥さまなのでございます。
古い蔵を再生したライ のお洒落な店構えのためか、お客さんから相談を受ける事も多いそうですよ。
さて。入り口に飾られた開店祝いの花の多さからもお店の方のお人柄が分かるというもの。
ワタクシも実際にお会いしたその日から、すでにファンになってしまいました。
日本料理店で修業を重ねたというご主人は人あたりも優しく気さくだし、笑顔が可愛らしい奥さまのおもてなしは女性でも気兼ねなく入店できる、居心地の良いお店になりそうです。
開店時刻となりさっそく入店。引き戸を開けてすぐに目を奪われるのはその天井部分。
建物の半分が屋根までの吹き抜けになっていて開放感が素晴らしいです。
大正から昭和にかけて建設されたという当時の梁が縦横に走っている様を見ることが出来ます。
もちろん現代の安全基準に合わせて補強されたうえ、綺麗にクリーニングされているので古い足袋蔵だった頃 のような暗さやホコリっぽさは皆無。清潔感のある店内です。
今回はお客さんが入っていない状況だったので店内の様子を撮らせて頂きました。
ありがとうございます <(_’_)>
1階部分は入ってすぐ右手に小上がり席があり、6名用のテーブルが2台あります。
そしてオープン状態の厨房の前にはお洒落なカウンターテーブルが据えられ、7席分ありました。
店内合計20席前後という感じでしょうか。
記事の最後に紹介する2階席もありますが、2014.5.3現在はまだ利用できませんのでご了承を
カウンターテーブルの奥行きは広く、ちゃんとお客さんと料理人とのキョリもとられています。
お互いに妙な緊張感というか、居心地の悪さを感じさせない設計はお見事。
目の前の壁を見ながら黙々と料理を食べるという、ラーメン店にありがちな光景もなく、店主さんとの会話も弾みます。
また、ゆったりとした椅子のおかげで隣席との距離も気にならないのも嬉しいですね。
単独行動しかしないワタクシですが、これほど居心地の良いカウンター席は久しぶりに体験しました。
これならお一人様の女性客でも気兼ねなく利用できそうです。
さて。テーブル上に並べられていたメニューはこちら。
お洒落照明で上手く撮れなかったので詳しい内容はオフィシャルHP の「お品書き」でどうぞ。
(ただいま限定メニューなのでHPのメニューは準備中のようです)
テーブルに並べられていたのはドリンクメニューとランチメニューの2つ。
お得なセットがお薦めですが、蕎麦の単品注文もOKなので店主さんにご相談ください。
ちなみに夜のディナーメニューも見させて頂きました。
二人前の料理や2,500~4,000円のコース料理があるのも大人のお店という感じです。
まだオープン間もないという事もあり、メニュー数は限定して提供しているそうです。
しばらくして落ち着いてくると徐々に増えていきそうな予感です。お楽しみにどうぞ (・ω・)/
さて。10分少々で運ばれてきました。こちら…
天ぷらセット(1,300円)
せいろ蕎麦、天ぷら盛り、小鉢1種、炊き込みご飯がセットになっています。
う~ん。暗めの店内とオシャレ照明のおかげで色が忠実に出ているか微妙ですが、雰囲気でご覧ください。
大鍋でグラグラと茹でられた後しっかり冷水でシメられ、丁寧に水切りしていたのを見て楽しみでした。
期待通り、つやつや・ぴかぴかでとても美味しそうです。量は一般的な蕎麦店よりも少しばかり多めかも。
店主さんの手打ちという蕎麦は二八(蕎麦粉+小麦粉)で程よい歯応えがありのど越しつるつる。
ご覧のように少し幅広に切られているのも特徴的でしょうか。
そばツユは少なめなので半分ほど沈めて、蕎麦の風味とツユの旨さを同時に頂きます。
幅広の蕎麦はいい感じにツユを連れてくるので、うどんみたいにガッツリ沈めて食べると足りなくなりそう。江戸っ子の作法で粋に食べるのがおススメです ( ´艸`)
天ぷらセットには小鉢料理一品と炊き込みご飯も付いてきます。
美味し過ぎる蕎麦はあっという間に食べ終えてしまうのでこれは嬉しいです。
季節感あふれる菜の花のおひたしは目にも鮮やか。
程よい薄味の炊込みご飯と共にお上品な味付けで女性から高齢の方まで美味しく頂けそう。
しかし、思ったより炊き込みご飯の量が多かったのは意外でした。
少し多めの蕎麦との組み合わせで、男性でもトータルのボリュームは満足出来るかと思います。
そしてもう一つのメイン、天ぷらの盛り合わせ。粗塩が添えられていました。
内容は旬の野菜を使った日替わりになると思いますが今日は茄子、アスパラガス、椎茸の3点盛りでした。
丁寧に盛られた様子からすでに美味しさが伝わってきます。
さっそく頂くと素材の良さを生かした味わいで、さすが野菜料理にもこだわる店主さんのを感じました。
特に椎茸は肉厚でふわふわ。
こうも厚いと濃厚な味を想像しますが全くそんなことも無く、あっさり味でとても美味しかったです。
キノコが苦手な方にもおススメできる一品でした。
絶品手打ち蕎麦とこだわり野菜の天ぷらと炊込みご飯。
夢中になっていただきました。
そして最後に蕎麦湯をツユに足して全て飲み干してすっかり満足
ごちそうさまでした。とっても美味しかったです
ご夫妻やスタッフのお人柄にもほっこりするし、料理は美味しいし、店はお洒落だしで何もかも大満足でした。この先知名度が上がると人気店になること間違い無しです。
ただ、どんどんお客さんを入れて大儲けしようという感じでもないので、無理をせずに細く長く続けて欲しいですね。
では最後に、開店直後に撮らせて頂いた2階部分をご案内いたします。
改修前とは位置も作りも全く変わった階段を上ると店半分ほどの板の間が出現。
現在は利用できませんが、将来は客席を増やしたり蕎麦打ち教室を開くスペースとして活用できそうな感じです。
屋根部分に新たに設けられた天窓(ガラス製の瓦!)から射し込む光が柔らかいです。
壁に並んだ間接照明も夜のディナータイムには素敵な演出となりそうです。
そしてその2階部分から下をのぞいた光景がこちら。
小上がり席から上は全て吹き抜けになっていることが一目瞭然です。
古い梁と新しく追加された梁とが違和感無く見事に組み合わされているのがお分かりでしょうか。
2階は客席が無いのでふだん利用できませんが、今月開催されるイベント…
ぎょうだ蔵めぐりまちあるき の際は一般公開されるのでじっくり見学する事ができますよ。
(お店は当日、ディナータイムのみの営業となります)
【開催日】 2014年5月17(土)~18(日)
【時 間】 10:00~16:00(最終日は15:00まで)
【受 付】 足袋蔵まちづくりミュージアム (埼玉県行田市行田5-15)
【参加費】 大人200円/子供100円
(案内マップ・ボンネットバス無料乗車券・足袋とくらしの博物館 無料入館券付き)
*和装の方は参加費が無料、MY足袋づくり体験1000円引き券のプレゼントなど特典あり
【主催】 NPO法人 ぎょうだ足袋蔵ネットワーク http://www.tabigura.net/
【P.S.】2014.5.18 さっそく蔵めぐりに参加してあんどさんで食事 してきました♪
大好きだった奥貫蔵(おくぬきぐら)がお店に変わると聞いた時はチョッピリ心配でもあったのですが、過度なアレンジや外観を損なうような変更も無く安心しました。
地震被害を修復して生まれ変わった十万石ふくさや のように、今後も立派な姿を見ることが出来そうです。
何より毎年楽しみにしている蔵めぐりでも内部見学が出来るというのは嬉しいですね。
もし敷居が高い頑固蕎麦店(笑)だったら、二度と中は見られないなぁと思っていたのでホッ
貴重な営業時間を割いて協力していただける店主さんに感謝申し上げます <(_’_)>
半年以上も前から楽しみにしていたお店ですが、蔵の改装具合にも店主さんのお人柄にも、そして料理の味にも大満足で、素敵な時間を過ごすことが出来ました。
ここまでべた褒めするとイモチャン、ステマ じゃないの?と怪しまれるかも知れません。
いやいや、これステルスじゃなくて本気でガッツリ宣伝しております (笑
正直いうとお気に入りのお店は紹介したくない(混んじゃうから)のですが、大好きな奥貫蔵の再デビューということで嬉しくて記事にしちゃいました (´∇`)
とにかく関係者じゃなくとも紹介せずにはいられない、そんなお店がまた行田に誕生しました。
ぜひ一度…といわず何度でも足を運んでその料理と癒しの空間で「安堵」してくださいませ
【追記】2014.6.1 ランチタイムのラストオーダーが13:30に伸びました。感謝×2でございます。
蕎麦 創作料理 純米酒 あんど
〒361-0076 埼玉県行田市天満3-13
【営業時間】 11:30~14:00 (L.O.13:30)
17:30~21:30 (L.O.20:30)
【定休日】 月曜日
048-553-3110
お店の場所はこちら
【 奥貫蔵 改修前 >> 改修中 >> 改修後(開店直前)】