【CDシングルレビュー】熱き魂のほとばしるハードロック・メタルサウンド! | トドのひとりごと。~the second~

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GRANRODEO「ROSE HIP-BULLET(通常盤)」






今回は、GRANRODEOの14thシングル「ROSE HIP-BULLET」をピックアップします。


もともとキャラソンを作る際に出会ったのがきっかけで、声優であるKISHOW(谷山紀章)e-ZUKA(飯塚昌明)がタッグを組んで2005年から活動をスタート、2010年には初の日本武道館公演も成功させたGRANRODEO。主にハードロック・ヘヴィメタ調の楽曲を得意としてるようです。そんな彼らが14枚目のシングルとしてリリースしたのが今作で、表題曲は谷山さんも出演していたアニメ「咎狗の血」の主題歌としてOAされました。その効果もあってか?自身初のオリコン週間チャートトップ10入りを果たしています。

それでは各曲を紹介していきます。






【各曲紹介+α】


:素晴らしい曲、:良い曲・まずまずの曲、黒:普通・及第点の曲、:イマイチな曲、:駄曲




1.ROSE HIP-BULLET

「信念や強さを求めてもがき生きてる姿」が描かれた?(かなり難解なのでどうとでも捉えれるかも)アップテンポメタルチューン。怪しげで重厚なサウンドがいきなり飛び出してくるイントロ・退廃的な感じがギターの切なげな音色の強調によりもたらされているAメロ・そこから音数を増していき盛り上がりを見せていくBメロ・そしておどおどしさと力強さを放ちつつ爆発力のあるサビ部分…熱さと切なさをうまく描きつつ流れるように畳みかけていく感じもすごいし、2番終わりの間奏部分の演奏隊が「これでもか!」と言わんばかりにテクニックを発揮。ラストサビの畳みかけもお見事としかいうほかありません。


2.チキン・ヒーロー

「言葉だけ達者な人への皮肉と行動で示すことの大切さ」をテーマとした歌詞は、「どないしてん」「あいまいキチンとしろ」などの砕けた表現を含みつつ遊び心のあるものになってます。サウンド自体はハードロック寄りのものになっていて、サビでテンポが遅くなり力の入り方が変わってるのが印象的ですね。サビメロがちょっと弱いけどまずまずの曲だと思います。てか、2番終わりに入ってるKISHOWのボイスが「咎狗の血」のグンジにしか聞こえないです(笑)




前の楽曲を知らないので今作だけを取り上げると、ハードロックやヘヴィメタの要素を前面に出した聞いてて爽快感すら感じられるようなハイクオリティサウンド、そして良い意味で声優らしくない?伸びやかでハイトーンなボイスが合わさることでほとばしる魂が感じられます。とにかく熱量が半端なく聞いててテンション上がりますね。あと、意外とKISHOWさんの書く歌詞が難解なのにビックリ。勢いのある曲だけどぜひともじっくり歌詞を読みつつ聞きたいところ。アルバムが3月にリリースされるということでちょっと気になります。