東大受験のために使った教材:数学 | 東大合格へわが子を導く「我が家の教育戦略」

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東大生の母親のブログです。
子供が東大に合格して分かったことは、「東大は、特別な子だけが行く学校でない。」ということです。ここでは我が家がたどった教育戦略をお話ししていきます。

●東大受験のために使った教材:数学

前回もお話ししたように数学の受験勉強で必要な教材は、あまり多くありません。

前回の記事「塾に頼らない勉強法:数学」はこちら

数学は、精度の高い学習が大切で、そのためには教材を絞る必要があるのです。これは、高校時代の数学の先生からも指摘されたことです。

以下の教材が、息子が中学、高校時代に使用した参考書、問題集です。息子は、中高一貫校に通っていますので、数学に関しては、1年分の先取り学習をしています。ですから、高校生用の教材を中学3年生から使用しています。

中学3年生
- チャート式 基礎からの数学I+A(数研出版)
スタンダード数学I+A(数研出版) ←学校の副教材

高校1年
- チャート式 基礎からの数学Ⅱ+B(数研出版)
- スタンダード数学Ⅱ+B(数研出版) ←学校の副教材

高校2年
- チャート式 基礎からの数学Ⅲ+C(数研出版)
- 1対1対応の演習I+A、Ⅱ+B、Ⅲ+C(東京出版)
- スタンダード数学Ⅲ+C(数研出版) ←学校の副教材
- Z会・中高一貫コース(トップレベル)

高校3年
- チャート式 基礎からの数学I+A、Ⅱ+B、Ⅲ+C
- 1対1対応の演習I+A、Ⅱ+B、Ⅲ+C(東京出版)
- 細野真宏の数学がよくわかる本(小学館)/ベクトル
- やさしい理系数学 (河合塾SERIES)

(さまざまな東大用過去問題集)
- 東大の理系数学25カ年(教学社)← 赤本
- 東大過去問題集(駿台文庫)← 青本
- 東大過去問題集(河合塾)← 黒本
- 東大入試の軌跡(東京出版)

- センター試験用過去問題集

この量を多いのか少ないのかを判断するのは、目指す学校、個人の勉強のペースにもよりますが、決して他の受験生に比べても多い量ではないと思います。

中3から高2にかけては、青チャート中心で、定石を繰り返し、繰り返し定着することのみに絞っていました。

高3になってからは、苦手分野の克服のために細野シリーズも投入しました。細野シリーズは、合う、合わないがありますが、合えば苦手分野を得意分野に変えるほどの効果があります。一度、目を通してみることをおすすめします。

1対1対応の演習ですが、これは、青チャートと並び受験で名著とされる問題集です。この本のいいところは、解答例が詳しく、そのまま記述解答のお手本に使えるという点です。

また、いくつもの別解が用意されていますので、多角的な視野を養うのに役に立ちました。

やさしい理系数学は、「やさしい」という名前がついていますが、実は、まったくやさしくありません。「むずかしい理系数学」と改題した方がむしろいいのではないかと息子が言っておりました。

これは、高3の夏に集中的に使用しました。このレベルが実際の東大入試レベルです。(もちろん、東大入試は、受験年度によって難易度が変化します。)息子は、夏の時点では、この問題集が7割程度が解けるという程度でした。

次に、Z会ですが、1年ほどやりましたが、続きませんでした。でも、決して出さないまま山積みになっていたわけでないのです。毎月必ず提出していましたが、合わないと判断し、やめてしまいました。続かなかった理由ですが、少し長くなりますので、別の機会でお話します。

あと、過去問ですが数学だけでなく、各社から出版されているものをすべてそろえました。

次回は、受験に最も重要な青チャートの具体的な使い方についてお話しします。


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