塾に頼らない受験は可能か | 東大合格へわが子を導く「我が家の教育戦略」

東大合格へわが子を導く「我が家の教育戦略」

東大生の母親のブログです。
子供が東大に合格して分かったことは、「東大は、特別な子だけが行く学校でない。」ということです。ここでは我が家がたどった教育戦略をお話ししていきます。

●塾に頼らない受験は可能か

何度かお話ししているように高2までは、学校中心に勉強して基礎力を強化し、高3からは塾が必要なら科目を絞って通塾するというのが、我が家の受験戦略でした。

前回の話:「中高一貫校に塾は必要か」はこちら

大学受験は時間との闘いです。

特に国立を受験する場合は、センター試験もあり、かなり多くの科目の勉強を強いられます。

ですから、勉強時間をいかに確保するか、そして、確保した勉強時間をいかに精度の高いものにするのかが、合否に直結することになります。

塾、予備校に通うことは、通塾の往復時間も考えるとかなりの時間を消費することになります。また、授業で習ったことをきちんと消化しないと、塾に行くことそのものが時間の無駄になります。

よって、基礎学力は、自立学習で身に着けておいて、もし必要であれば科目を絞って通塾するのが、無理無駄のない受験勉強なのだと思います。

当たりまえのようですが、受験に大切なのは、基礎学力です。ここがボロボロだと、いくら知識を詰め込んでもダメなのです。基礎学力は、塾の黒板授業を受けるだけでは、身に付きにくいものです。

また、今は、雇用が厳しい時代です。塾、予備校に通うことは家計の負担にもなりますし、リストラのようにある日を境に家庭の経済状況が一変してしまう状況もあり得ます。

ですから、なるべく塾に頼らず、自立学習を子供にさせることは、ある意味で子供の人生のリスクヘッジになるのではないでしょうか。

自立学習をする上で重要な認識は、受験勉強は、塗り絵であるということです。どこの部分が抜けているのかは、子供自身が分析していくしかないのですが、親も一緒に考えてもいいのです。

では、どうやって、抜けている部分を発見して、補強していくのかということですが、これは、平凡なようですが、学校の定期テストは十分なバロメーターになります。

学校の定期テストを振り返ることで、どこが苦手な単元かが分かりますので、高2までは、そこを補強して、高3からのスタートダッシュに備えればいいのです。

基礎レベルの学力は、市販の参考書や学校の教材を繰り返しやれば必ず身に着けることができます。

また、得意科目でさえ、あえて塾に通わなくても自力で学力を伸ばすことができます。

本屋さんに行けば、書棚に有名な塾講師の執筆した参考書、問題集が溢れています。これらを上手に使っていけば、通塾と同様の効果があります。

実際に、息子は、得意教科は、市販の参考書、問題集のみで、東大受験を乗り切っています。塾信仰を捨てることで、時間に余裕が生まれて、反対に学力を伸ばすこともできるという考え方もあるのです。

そして、最大限の費用対効果を上げる受験勉強には、やはり情報が必要です。そういった意味でも、情報の1つとして、息子のたどった軌跡をご参考にしていただければと思っています。

だた、100人の人がいれば、100通りの受験勉強があります。子供によって得意、不得意もありますので、自分用にカスタマイズされた方法論が必要です。

ですから、息子は1つの例として、お子さん用にカスタマイズされた方法を、考えるヒントにしていただけたらと思います。

次回からは、数学の具体的な勉強法に関して、シリーズでお伝えしていこうと思います。


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