信州なかがわハーフマラソン中止 | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

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マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

本日5月5日はこどもの日ですが、計測工房では毎年この日は長野県上伊那郡
中川村で開催されます 信州なかがわハーフマラソン のタイム計測を担当させて
いただいていました。この大会は大会主催者の皆さんの圧倒的な熱意により、
村民あげての手厚いホスピタリティで参加者をおもてなしすることで名高く、計測
工房がそのほんの一部ですがお手伝いをさせていただいていることを誇りに感じ
られる大会です。(その様子は昨年の同大会を報告したブログで→こちら

計測工房社長・藤井拓也のブログ my business is timing-100505NAKAHAMA7
2,000名以上のエントリーがあった昨年の様子(スタート地点)。


ですが、今年は東日本大震災の影響を受けて残念ながら開催中止となりました。

この中止を決定するにあたっては、実行委員会内でも賛否両論や喧々諤々の
議論があった様子で、大会の歴史始まって以来の出来事に、かなり苦悩された
ことがうかがい知れます。


しかし代替イベントとして以下の企画を立ち上げています。

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(大会サイトから抜粋)
「信州なかがわハーフマラソン~みんなで気持ちを届けよう~」
(1)5月5日に、自宅の周辺など、ご自分の可能な限りランニングをしていただきます。
  (今大会にエントリーしていただいた方に送付済みのミニゼッケンをつけて)
(2)その日何km走ったかを、送付させていただいたハガキに明記して、事務局へ
  返送していただきます。
(3)皆さんで走った合計走行距離が、中川村から被災地までの距離に届くことを
  目指します。
(4)終了後、参加いただいた皆さんの気持ちを乗せて、被災地へと義援金を送金させて
  いただきます。
(ここまで)
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さらに、ウェブサイト内では今回の大会中止について以下のように述べています。
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(大会サイトから抜粋)

●イベント参加者名簿と走行距離
中川村より、県内の栄村を経由し、東日本大震災で被災地となった東北の岩手県
付近まで、約850kmと計算されます。果たして何回分届けられるでしょうか?
→イベント参加者の走行距離(5/5以降、参加者氏名、走行距離を掲載)

●義援金の送付方法
エントリーいただいた皆様の善意よりご了解いただいた参加料の一部は、当大会の
共催、中日新聞社様から中日新聞社会事業団を通じて、長野県栄村ならびに
東北の皆様へ義援金として送金させていただきます。

●大会の経費について
実行委員会として、開催中止により全額の返金が不可能な以上、お金の使い道に
ついて皆様にお知らせする責任があると感じています。準備でき次第、ここに掲載
させていただきます。(支出内訳、近日掲載)

●次回に向けた実行委員会としての責任
今回の開催中止を踏まえ、実行委員会としては今後、「ホスピタリティ」
「エンターテインメント」「プリヴァレッジ」の3つをキーワードに、さらなる努力を進めます。
→今回の中止で学んだこと(近日掲載予定)
(ここまで)
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大会中止になってしまったのは本当に残念無念ですが、それでも、その後の対応
というのは信州なかがわハーフマラソンらしい、精一杯の気持ちが伝わってくるもの
だと私は感じます。

来年(2012年)の5月5日こそは、2年分の思いを込めて盛大に開催されるに
違いありません。