無我が、なぜに無敵か、というと | 朱鷺の“人生七転び八起き”

朱鷺の“人生七転び八起き”

心と体の健康の情報を発信していきます。

生理学者ベンジャミン・リベット博士の
著書「マインド・タイム」には
このように書かれています。


人は、何か刺激を受けて行動するのに
約0.2秒かかる。さらに、自分が
行動(反応)したと《自覚する》のに
約0.3秒かかる。

合わせて0.5秒経ってから、
「ああ、いま自分は反応した」と
意識するわけだ。


つまり、人間は自分で行動している
にもかかわらず、0.5秒もの
無意識な時間を持っている。
無意識なのに身体は先に動いている。



剣術とか柔術などでは
この無意識の時間を「間」という。
のでしょうか。


つまり~
この無意識になる0.5秒の間に
間合いをつめて、相手のフトコロに
入ってしまうから、無敵でしょう。


しかしまぁ。なんといいますか。


この無意識の0.5秒は、思考している
から起きて来る時間なのですね。


つまりは、思考は「遅い」のですね。


思考なく「動く」こと。
な~んにも考えていないのに動いている。

これが、最強。


考えないでは動けない。
と思うのが、思考の思考たる所以~
どうしてもリクツで、
納得してから
動きたい。


そんなことを「考え」ている間に

相手にフトコロに入られてしまう


のでありますが・・・。