糖尿病で入院 | 切り絵 な 日々

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自分の事 何かしなくちゃ! という 焦り から、好きな 切り絵 を再開。
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母から、GW明けに父の入院が決まったと電話がありました。

とりあえず安心しました。





「老老介護の心配」の記事を書いた翌日、
母は父を病院に連れて行き、認知症の検査をしてもらいました。

母からの報告の電話では、「入院しなくてすんで良かった」という印象の報告でした。
しかし、検査結果を聞きに、姉がついて行ってくれた(「筍ご飯」)ので、実状がわかってよかったです。
全然、良い結果ではなかったのです。


認知症は進んでいるが、脳の萎縮は年相応のものだと説明を受け、母は安心してしまっている。
血糖値が400を超えて、直に入院して下さいと言われたのに、「入院は嫌だ」と言う父が可哀想だからとそのまま帰ってしまった。
原因は、どうやら 自分の糖尿病はもう大丈夫だと勝手に判断して、何年も飲み続けていた糖尿病の薬を飲んでいなかったので、症状が進んだ。
飲まなかった糖尿病の薬が家に沢山あると言ったから糖尿病の薬が処方されなかっただけなのに、糖尿病が進んでいる事を母は認識していない。糖尿病が怖いものだとわかっていないようだ。


父は、以前 別の病気で入院した時に、糖尿病とわかり、それから何年もずっと薬は飲んでいますが、自覚症状はなかったのです。
姉から「血糖値400だよ!直ぐ入院しないといけないのに!!」と言われ、インターネットで糖尿病について調べてみてビックリしました。


4月になって、認知症の症状が進んだと思われたのは、どうやら糖尿病が原因だったようです。
時々、電話で母から聞く 愚痴は、認知症というより、ほとんど糖尿病が原因だと思えました。

急激に痩せて顔付きが変わった。
食事の量が減って、水ばかり飲んでいる。
水ばかり飲んでいるので、おしっこが沢山出る。
オムツがパンパンなのに、変えようとしない。
昼間もソファーに座ってうつらうつらしている。
あんなに好きだった本も、新聞さえも読まなくなった。
動きがとにかく緩慢だ。


認知症の症状も、糖尿病が悪化した事で進んでいるので、糖尿病を直さない事には良くならないのに、認知症の事にしか頭が回っていない母にはわからないようでした。

「どう思う?どうしたらいい?」と姉。

姉では、母を説得出来ないのでした。
年を取ると、思い込みで他の考え方を受け入れられなくなるのですね。
直に、母に電話をしました。


「私、ちょっと調べてみたんだけど、
 今のじいちゃんの症状って、糖尿病と同じでビックリしたよ。
 糖尿病は悪化すると怖い病気だから、『直ぐ入院しなさい』ってお医者さんの言葉は間違っていないよ!
 認知症より、糖尿病を直すのが先だよ!」

私の電話で、やっと心が動いた母。
でも、入院を拒む理由は他にありました。

認知症の診断にはここが良いと、人に勧められて行ったA病院でしたが、
父も母もここには入院したくなかったのです。

A病院は、私が子どもの頃からありますが、人里離れた林の中にあり、「キチガイ病院」と呼ばれていました。
母は、あんな病院に父を入院させるのは可哀想だと言いました。
じゃあ、なんで(人に勧められたからと言って)そこの病院で検査を受けたのだ?と疑問に感じました。
精神科の病院に対する偏見である事は明らかですが、年取った父母の感情を変える事は無理だと思いました。

仕方が無い、
じゃあ違う病院に直ぐに行って、もう一度検査を受けてよ。
多分同じ判断が出るはずだから。

納得した母は、また直に別の医院に父を連れて行ってくれました。

前回、姉が父母を地域包括支援センターに相談に連れて行ってくれたので、そちらとも繋がり、
B病院に入院する事が決まりました。

地域包括支援センターから、以前通っていた医院やA病院に連絡を取ってくれたそうです。
こういう面倒臭い事をやってもらえるなんて、ありがたいですね。




以上が、ここ半月のなんやかやです。
これで問題解決ではないけれど、とりあえずホッとしました。