どこが悪い? | こころの羅針盤

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遊び、学び、愛し、働き、苦楽 を歩む「人生」を大切にすることとは・・・・・★

今週から始まった耐震工事とリフォームのため仕事部屋の移動などバタ
バタしておりまして、ノートPCを持ち歩きながら落ち着かな場所での
作業に手間取っています●工事中 m(__)m

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さて、

私が所属するJMCA(NPO日本心理カウンセラー協会)では、健康
の普及と増進を願って毎月勉強会と交流会を開催していますが、9月は
「骨盤調整と体のツボ」についてお伝えする機会を得ました◆簡単便利
http://www.npo-jmca.com/


高校生1年の時▼回顧話

合宿が2日後に予定していた時、ぎっくり腰で歩くことも儘ならない
状態になり、整形外科で一週間安静の診断で困っていたところ、整体
の達人を紹介され、1日で回復した経験があります(^_^;)不思議!

その後、テニスを始めた頃(30歳)から

ぎっくり腰を併発したり、慢性的に腰痛に悩まされていましたが、会社
を退職して、セラピストの道に進んだのも「整体」を習得すれば、自分
の体の改善と手に職を持てれば一石二鳥とした動機でした★

幸いしてか、姿勢も良くなり(猫背解消)腰痛に悩まされることもなく
なりましたが、整体で「うつ」が改善するなど、心と体の繋がりに興味
を持ち、心理を勉強することの大切さを感じていました▲心身一如

その経験から骨盤調整は腰痛に限らず体全体の改善に役立つことも実感
し、指圧やタッピングでツボ(経穴)を刺激することで、体の自然治癒
力が働き、健康の一助としてお役にたつものとして紹介しています○

そんな中、

医療や整体など療法に関連する書籍を何冊か読み込んでいくと、私が
今まで学んだことに共通する実証性と臨床に共感する本書と出会える
ことがあり、勉強会で配布した資料に掲載した内容を以下にも紹介▽

・・・・・・・・・・・・・(一部抜粋)

「悪いところを治す」幻想

東洋医学は、~//~「どのようなはたらきかけによって、その患者の
生命全体を取り戻すか」ということ。全体性というのは、自然のことで、
健康の別名である。

英語でも、health(健康)の語源は、whole(全体)だ。~

一方、西洋医学は、いわゆる「悪いところを治す」医療だ。だから
その診断は、「どこが悪いのか」という犯人探しである。~//~

そして、私たちは自然科学にもまたこれを土台とする西洋医学の考え
方にも、すっかり洗脳されてしまっている。だから、医学とか治療と
いうと、そのまま「悪いところを治す」というふうに考えてしまう。
~//~

東洋医学の診断とは、~//~

「どのような刺激を与えたら、患者の生命は自然治癒を起こす反応を
するのか?」「どのようなはたらきかけによって、患者の自己治癒の
気は導かれるか?」というような、みずからへの問いかけとなり、

その診断は「治療法の選択」となる。~//~


「気の歪み」を見る

~患者は、「どこか身体の部分が悪い」のではない。

ならば、患者を前にした治療者にとって、診断とは「自分は何をする
べきか?」という、治療者自身の問題とちょうどこれは、世の中の悪
について論じる時も同じだ。

悪の原因を特定の誰か(犯人か、政治とか、社会とか)などの“部分
にもとめなくなる”と、「では一体、私は何をすべきでしょうか?」
というふうに、自分の問題として返ってくる。視点を部分から全体に
移すと、当然、自分もその中に含まれてしまうからである。


以上、

本書「気と経絡」癒しの指圧法 著者:遠藤喨及 講談社+α新書より

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私が選択するSFA(解決志向アプローチ)心理療法と共通する視点
にも共感していまして、ご一考いただければ幸いです◎