朝焼け 終点、博多の市場を卸し終わった頃は、すでに5時過ぎ。辺りは、もう明るくなっていた。僕は帰路につく。国道の高架橋に登り上がった時、 東の空は神秘的な表情を見せていた。 長い距離を走ってきた疲れを、忘れさせる光景であった。