小鼓 初級4回コース 第1回 3月9日 (於:熊本市)
指導:大倉流小鼓方 久田陽春子先生
今回のお稽古は9名の方をお迎えしました。
1人だけ経験のある方がいらっしゃいましたが、
あとは小鼓に触れるのが全く初めてとおっしゃる方ばかりです。
はじめに、先生から、小鼓のしくみや音の種類、能楽での小鼓の役割などのお話がありました。
そしていよいよ小鼓を手にし、持ち方、構え、打ち方を教示していただき、実際音を出してみました。
「ぺちっ」としか鳴らない音に、皆さん苦笑いで、「難しいんですね」と異口同音。
この日は、小鼓の手の「ミツジ」と「ツヅケ」を学びましたが、真剣な眼差しの皆さんは、
打ち方もだんだん様になり、掛け声も「ヨ!」「ホ!」と張りのある元気な声を出していらっしゃいました。
素晴らしいことに、約2時間のお稽古の終わる頃には、先生の拍子に合わせて「高砂や」が何とか打てるように。
お稽古の合間には、皆さんからいろいろな質問もあり、能のお話も交えながら、
凛とした空気の中にも和やかさの漂う良い時間でした。
参加なさった方々は、「楽しくてたまらない」「新しい世界に触れられて嬉しい」と
感想をおっしゃっていました。
陽春子先生、ありがとうございました。