コミュニケーション講師の岡本博美です。
先週は学校とご縁のある1週間でした。
出張授業もありました。
自分のいいところをみつけよう!~小学校への出張授業①~
この絵は、何に見えますか?~小学校への出張授業②~
「私は怒りっぽい」を、「私は注意する時は怒る」に、リフレーミングしました~小学校出張授業③~
先生たちの研修も。
学期末で、しかも中学校は期末テスト中という、まさに忙しさの真っただ中の先生方。約50人。
勤務時間を終えた18時から1時間半の研修。
定刻5分前には、全員の先生が揃い、着席されていらっしゃる…。
さすが先生。
講師はJCOシニア講師の奥田みほさん。
私はオブザーバーで入らせていただきました。
テーマはこちら。
そのあと、今まで話したことのない先生同士でペアになって…という奥田講師の指示にも、さっと動かれる先生方。
さすが先生方
熱心な先生方には、ちょっと心痛むワークも体験していただきました。
そして、どんな風に話を聞いてもらえると、「聴いてもらった」感じがするかを話し合いました。
最後には、お互い、これが最高の聴き方と思えるお話の聴き方で5分間、話を聴くワークを。
みほさんの絶妙な話術に引き込まれ、有意義な研修でした。
私もコミュニケーション講座では、否定しないで、相手の話をただひたすら聴かせていただく傾聴ワークを5分やります。
受講生様は、こうおっしゃるんですよね。
「否定されずに5分も自分の話を聴いてもらうことって、日常生活では、ない!」って。
確かに毎日忙しい。
その中で、聴くことはおろそかにされているかも。
「5分話を聴いてもらうと、スッキリする」
これも受講生様の感想です。
1日たった5分でいい、家族や友達、同僚の話を傾聴できたら…
世の中もっと優しくなれるかな。
相手の話を聴くことは、とっても大事
話が逸れました。
5分間話を聴いてもらう体験をされた先生方のお顔は、スッキリされていました。
話をするペアは、「はじめまして」の方だったのに、帰る頃にはすっかり仲良しに。
この研修を通して、改めて学校の先生たちは、すごいなと思いました。
遅刻される方、お一人もない。
熱心にメモを取られて奥田講師の話を聴いていらっしゃるお姿、まなざし。
私も学校に勤務していたから、この時期の殺人的忙しさは理解しています。
そんな中、ある町の先生方が、50人も、勤務時間後に研修を一生懸命されていらっしゃる…
なんだか、とても感動。
こんな先生たちがいらっしゃる町の子どもたちは、幸せだなぁって。
先生たちに対する批判もよく耳にします。
でも、知ってほしい。
勤務を終えても、熱心に研修していらっしゃる先生がいるということを。
うちの近所の学校の先生は、朝は6時半から、夜は8時過ぎまで勤務していらっしゃる。
先生の仕事は、授業だけじゃない。
授業の準備のほかにも、学校事務、生徒指導、たくさん仕事があるってことを。
土日も部活指導をしていらっしゃるってことを。
結構、過酷な勤務なんです…。
でも、それが続けられるのは…
子どもたちの成長を心から願っているから。
子どもの成長を心から願うのは、親も先生も同じ気持ちです。。
研修会で、校長先生もおっしゃっていました。
「クレーマーなんていないんです。
子どもをよくしたいという思いは、保護者も、私たちも同じなんです」と。
私もそう思う。
学校と家庭と地域と…
もっとコミュニケーションとれたらいいね。
私たちJCOも、研修や授業でお手伝いできたらうれしいな。