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今回ご紹介するのは
「増山超能力師事務所」
誉田哲也著
文藝春秋刊です★★
超能力に興味も知識もない私は
ちょっといつもの誉田さんの作品のようには
乗り切れませんでした。
連作短編集でこういう小説ってわりとパターンが決まってますね。
事務所の面々の目線で描くという。
そして大体事務員がしっかり者で‥というような。
本書もお決まりのパターン。
ただ、どうもそれぞれの人物にそれほどの魅力を感じませんでした。
唯一かっこいいなと感じたのは所長の増山です。
ラストの１編は刑事の榎本が主人公。
榎本と増山の腐れ縁がいつからどうして始まったのかと
いう流れです。
榎本は超能力に対しては懐疑的です。
しかし、増山の能力は認めています。
それ以上に増山の人間性に惹かれているというのがよくわかります。
超能力がテーマの作品ですが、
根底に流れているのはやはり人間同士の物語であり、
変に相手の気持ちが読めてしまうのは一見楽しそうな気もしたのですが、
やっぱりしんどいことなんだろうなと思いました。
私もわりと鼻が効くところがあって、
この人は私に興味がないなとかがわかってしまうところがあるので
こんなところはもっと鈍感でありたいと思うことがよくあります。
もしも本書のように「超能力師」が本当に普通の商売になってしまったら
世の中はどうなるのでしょうかね？？？
☆☆☆
昨日の日本シリーズ残念でした('_')
マー君で決めてくれると思ってたのに‥。
あの球団はどこまで空気を読まない球団なんでしょう。
あそこのファン以外、みんな楽天を応援してるでしょうに。
今日こそはやって下さい。
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☆☆☆
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