主よ、永遠の休息を | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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主よ、永遠の休息を (実業之日本社文庫)/実業之日本社

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今回ご紹介するのは
「主よ、永遠の休息を」
誉田哲也著
実業之日本社文庫です★★




通信社の記者の鶴田は通っていたコンビニで
偶然強盗と出くわします。
その強盗事件の際レジにいた桐江と親しくなります。
この鶴田と桐江の双方から物語は語られていきます。
前半はどうも話がもたもたしていた印象。
特に桐江の語りの部分はイライラ。
イマドキの21歳はこんな感じなのかしら?
どうも桐江の語りの部分は作り込み過ぎているというか、
あまりにも平均的な21歳像を強調し過ぎているような。
ストーリーは鶴田が取材を進めていく過程で
桐江の悲しい過去が暴かれていくという話なんですが、
この過去があまりにも悲しすぎるというか悲惨な出来事。
犯罪にいいも悪いもないけど私にとって一番忌み嫌う犯罪でした。
しかし桐江の心の傷というよりも桐江の父の芳賀の苦しみの方が
より伝わってきた書き方でした。
中盤から話は盛り上がっていくのですが、
やっぱり桐江の語りの部分にどうしても乗れなかった私。
ラストになって桐江の述懐があるのですが
ここもなんかリアリティがなくて
冷めてしまうというかしらけてしまうというか‥。
なんとなく物足りない印象の作品でした。



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