シンメトリー | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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チャウ子のごった煮風500字読書日記
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シンメトリー/誉田 哲也

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今回ご紹介するのは
「シンメトリー」
誉田哲也著
光文社刊です☆☆☆



女性刑事・姫川玲子シリーズの第3弾。
今回は7編の短編集。

面白かったです。
このシリーズ好きですね~。
誉田さんの作品に、女性刑事が活躍する「ジウ」が
ありますが、私はこの姫川玲子シリーズの方が
断然好み。

まず、この姫川玲子の強さのようなものが
好き。
男性社会の警察機構に敢然と立ち向かってるのが
いい。

仕事に対しての熱い思いも読み取れて、
応援したくなります。

本書の「右では殴らない」での、援交をして、
平然としている女子高生に対しての
啖呵の切り方などは特にお見事!

援交が何故いけないことなのか、
理路整然と説明できますか?

法があるから、自分を傷つけるから‥などの
理由付けはできますが、
他人に対して暴力をふるってはいけませんよとか、
他人の物を取ってはいけませんよ、他人に迷惑をかけるから
というように単純には説明がつかないような気がします。

私が日頃疑問に思っていたことに、
姫川玲子は答えてくれたのと同時に、
「社会性」に対する講釈は
なかなか読み応えがありました。

社会で生きている限りはルールを守るのが
最低限の決まり。

その掟を破った者は‥

これぐらいの迫力で大人が子どもに向かって
いったら少しは大人も見直されるのかも
知れません。



いつもご覧いただきありがとうございます(^.^)

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