武士道シックスティーン | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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武士道シックスティーン (文春文庫)/誉田 哲也

¥660
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今回ご紹介するのは
「武士道シックスティーン」
誉田哲也著
文春文庫です☆☆☆



私、プロ野球が好きなんですが、
その他のスポーツは圧倒的に、
女性のアスリートに興味があります。

先日のオリンピックの上村愛子さんのインタビューなんか
ほんともらい泣きしそうでしたもん。

さて、本書は「剣道」のお話です。

中学時代に対戦したふたりの女子が、
同じ高校になり、ライバルだけど、
友情が芽生えつつあるという青春小説です。

磯山香織は、宮本武蔵に傾倒する少女。
子どもの頃から道場に通い、
攻めの剣道を学んでいます。

一方の西荻早苗は、日本舞踊を習っていましたが、
家庭の事情で続けることができなくなり、
剣道をやり始めたという少女。

香織は、とことん勝負に拘っているため、
中学時代に無名の早苗に負けたのが
悔しくてたまりません。

早苗は、のんびりした性格で、
勝ち負けには拘ってはおらず、自分の進歩を
認められればいいという考えです。

私個人の考えは、勝負事はやはり結果が
すべてではないかと思うところがあります。

結果が悪ければ、過程がどんなに素晴らしくても
意味がないのでは?
と、思う気持ちがあります。

しかし、結果だけを優先する考え方というのは、
時に危険を含みます。

結果さえよければそれですべてOKという考えも
違うのかも知れないと思ったり。

この小説を読みながら、フラフラ、フラフラ、
考えがあっちにいったりこっちにいったりしました。

結局、プロならやはり結果が一番で、アマチュアなら
結果だけでは計れない評価もある筈‥と
平凡な結論になりました(汗)。

香織と早苗もそれぞれが自分の「剣道」に対する
考えに悩むシーンが後半ありました。

その結論は‥

気になる方は是非本書をお読み下さい。



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