今日は、公立の中高一貫校(適性検査)でよく出題される「折り紙・切り取り問題」についてです。
『折り紙・切り取り問題』ってなんだそりゃ??と思われるかもしれませんが、
これは私が勝手に命名したもので…、
「折った状態の折り紙のある一部を切り取り、その折り紙を開いたときにできる形を問う問題」
または
「切り取って開いたときの形がわかっていて、どのように折って切ったかを問う問題」
のことです。
意外に思われるかもしれませんが、適性検査ではよく出題されています。
要注意分野です!
しかし、「立方体の展開図問題」同様、空間把握力が問われる問題で多くの人が苦手とするところです。
解法のポイントは、
「開いていく過程」または「折っていく過程」を順を追って、きれいに書いていくことです。
はっきり言って、これは練習しかありません!
しかし、何度か練習していくとコツがつかめてきます。
では、実際の過去問を通して解説します。
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■2015年 福山市立福山中学校
だいちさんとみどりさんは,本を見ながら折り紙を切っていろいろな形を作ろうとしています。
みどり:この形は折り紙をどのように切ったら,作れるかな。本には2通りの方法が書いてあるね。
だいち:どちらも折り紙を3回折って切ればできると書いてあるよ。
ぼくは,三角形に折る方法で,やってみるよ。
みどり:私は,四角形に折る方法でやってみるわ。
問題
3回折った折り紙のどの部分を切り取ると,作りたい形になりますか。
アかイのどちらかの折り方を選び,図に切り取り線をかき入れなさい。
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□解答・解説
できた形をアとイのように谷折りに折っていく過程は下記のようになります。(赤線が折り線)
これより,切り取り線は右図の青色の線。
これより,切り取り線は右図の青色の線。
上記では詳しく過程を分けて書きましたが,できた形に,下記のように折り線(赤色)を書いて,形をわけていくと,3回折った形は緑色で囲まれた部分になります。これより切り取る部分がわかります。
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いかがでしょうか?
私が作成している、『全国公立中高一貫校 テーマ別 よ~くわかる過去問題解説集 「折り紙・切り取り問題編」』
では、
東京都立三鷹中等教育学校、京都市立西京高等学校附属中学校、福山市立福山中学校、静岡県共通、神奈川県共通、長崎県共通、京都府立洛北高等学校附属中学校、山口県共通、徳島県共通
の問題を詳しく丁寧に解説しています。
はっきり言ってこれだけ解けば、確実にマスターできるしょう!
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