だれもいないことの強み
【なにやら石碑が】
こんにちは。すっかりお昼ですね。
昨日は夕飯が終わった頃には日付が変わっておりました(笑)。
そんなわけで、かなりグダグダ富山生活な今日このごろ。
そんな日が続いたうえの土曜日は、
かなりゆっくりと起きてやわやわと過ごしております。
さて、写真は、今日お邪魔するところです。
…ふふふ。どこだかわかりますか?
●異国の丘VS商店街
ここは、南砺市、福光。川西のラモヴェールさんの駐車場あたり。
ラモヴェール
福光というと、私の中では、
〝南砺市のなかでも都会の方〟というイメージがあったのですが、
ここは、幹線道路からぐっと入って、急に別世界が広がる感じなのです。
で、さっきの写真、近づいてみると…
【石碑に近づく】
草刈り十字軍、草学塾三十周年記念とある。
昭和49年から平成7年までの22年間、約250人が、
草刈り十字軍として従事したそうだ。
平成15年7月に開いた同窓会を機に建立し、
元砺波森林組合参事が寄贈したものだそうだ。
草刈り十字軍といえば、
富山市・大沢野の「土遊野」の橋本さんもそのおひとりだ。
【お店の中へ窓からのながめ】
このお店の周辺の眺めは、まるで異国。
とにかく、富山とは思えないし、
ステキな田舎が残っている感じなのだ。
それを知ったアンテナの高い人たちが、
県外から移住してきている地域。
草ボーボー、樹木の生い茂った土地に、
最初に入植(というか移住)されたのが、
ラモヴェールのオーナーさんご夫妻だそうだ。
【お店の中へ】
お店の中に入ってみると、これまたステキな眺め。
なぜ、丘にへばりつくように、他の建物が建っているのか、納得できる。
「手つかずの自然」までいくと大変住みづらいし、
たぶんオーナーご夫妻が移住されてきた頃は、
インフラだって自分たちでやるしかなかっただろう。
今は、適度に住める自然豊かな場所という感じだ。
…ほんとにこの場所はサイコーだと思う。
前、お邪魔したときは、Eさんご夫妻との話が中心だったので、
オーナーさんのお話しをあまりうかがっていない。
…だから、今日いろいろきけるのが楽しみだ♪
【絶品!レバーパテ】
もちろん、お料理も最高に美味しかった。
自家製ハーブをふんだんにつかったフランス料理。
だーれもいなかった僻地に、こだわりの場所をつくる。
それは、
ひとの集まる商店街にお店をつくるのとは真逆の考え方。
わざわざ足を運ばせるのか、
通りすがりをつかまえるのか。
…実際、ひとも集まらなくなっているから、
場所のポテンシャルは前者の方が高いだろう。
モータリゼーションが
ほぼMAXに浸透してきている富山、日本の地方では、
僻地に行くくらい朝飯前。
通りすがりを捕まえるといえば、
今年行った軽井沢のメインストリートに、
何回も同じ店が出てきたことに辟易した。
ジョブスさんもおっしゃっていたような気がするが、
マーケティングには限界があると思う。
確率を上げていくという作業はとても大事だが、
そこに求心力はないと思う。
【ハーブいろいろ】
…帰りには、いろんなハーブもいただいてしまった。
やはり結局は、人に左右されないで、
自分の信念を貫いたものが強いのだと思う。
そんなことを思いながら、そろそろ南砺へ行く準備をします。