Androidのスマホを自転車のナビにする
→ その1 ナビアプリの比較
→ その2 ルート表示アプリの比較(本記事)
→ その3 ルートの作成方法
→ その4 便利なスマホの設定
1. ルート表示アプリの比較
この項目で比較するのは、あらかじめ誰かが作ったルートを地図上に表示し、現在地と照らし合わせてルート通りに進めているのか把握できるアプリたち。ルートは誰かが作ったものをダウンロードしても良いし、自分好みのルートを作成するのでも良い。
ナビアプリとは違って、あらかじめ作成されたルートを取得する必要がある点で事前準備が必要。ただ、自分の行きたい場所やお店を踏まえて自由にルートを設定できるし、ルートを予習しておくことで楽しく走れる気がする。
アプリ名 | 料金 | ルート 検索 | ルート 作成 | サイコン 機能 | GPS ロガー | 横画面 表示 | 各アプリごとの特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ルートラボビューワ | 無料 | ◎ | ○ | ○ ※1 | ○ | △ ※2 | ・アプリ単体でルートを簡単に作成できる ・ルート全体の高度推移を表示できる ・周辺のコンビニ検索機能がある |
Runtastic Road Bike | 500円 | ○ | × | ◎ | ○ | × | ・走行記録の詳細な確認ができる |
Google マイマップ | 無料 | × | ○ | × | × | ○ | ・地図上に細かなメモなどを追加できる |
※1 別途アプリと対応させればアプリ内に表示可能。
※2 別途アプリを使うことで表示を崩さずに横画面表示できる。
1-1. ルートラボビューワ
(一言まとめ)
このアプリが素晴らしすぎて記事を書こうと思ったくらい、自転車乗りには最適のアプリ。地図の見やすさ、コンビニ探索、高度推移どれも使いやすい。
(良いところ)
1, アプリ単体でルートを取得できる
このアプリ単体でルートラボ上にあるルートを検索して取得・表示できる。ルートラボというのは、いろんな人が作成したルートがアップロードされているウェブサイトのこと。もちろんそのウェブ上で自分でルートを作成することもできる。標高グラフなどを確認できるから自転車乗りにはおそらく有名なサイトで、たくさんの人がルートをアップロードしてる。もともとはルートラボだけやったけど、今ではGoogle My MapやRuntasticのサイトからもルートをダウンロードできるようになった。
2, アプリ単体でルートを作成できる
検索されるのは自動車向けルートとはいえ、パソコンを使わなくてもサクッとルートが作成できるのはすごい。
3, 現在地周辺のコンビニ探索機能がある
見知らぬ土地を走る場合にこれはほんまに便利。特に、糖分を補給しないと最悪動けない自転車ではコンビニ探索機能は重要。
4, ルート全体の高度推移と現在の高度をグラフで確認できる
あとどれくらい上りが続くのか、全体の中のどれくらい進んだのかが分かりやすい。予測できることで無駄な不安や疲労が軽減できる。
5, チェックポイント機能がある
立ち寄りたい場所や目標地点、注意すべき場所などをルート上にピンとして追加することもできる。
(いまいちなところ)
以前は横画面表示に標準で対応してたのに、なぜかアップデートで縦画面表示しかできなくなった。別途アプリを利用して強制的に横画面表示にすることはできるけど、アプリ単体で対応してくれると嬉しい。
(他)
このアプリの作者さんは絶対自転車乗りやと思う。それくらいツボを押さえてて使いやすいアプリ。自分の京都→東京自転車旅のときもこのアプリを使ってた。だいたいは道路表示などを見つつ目的地に向かい、間違えたらダメそうな分岐点などでアプリを確認してた。そうすれば道にも迷わへんし、スマホの電池も全然減らなかった。箱根峠の途中で全体のどれくらい登ったのか把握できたり、静岡の片田舎で喉が渇いたときに周辺のコンビニを探したり、このアプリひとつでそれができるのがほんまに楽ちんやった。
1-2. Runtastic Road Bike
(一言まとめ)
課金することでルート表示が可能になる。元々サイクルコンピュータ代わりのアプリなだけあって走行後に詳細な走行データが確認できるし、専用ウェブサイトなどもある。ただ、ロングライドでは標高推移の表示やコンビニ探索できるルートラボビューワの方が気が利いてると思う。
1-3. Google マイマップ
カスタマイズ性が高いから、自分で必要なピンをどんどん追加して、情報を書き込めばかなり使いやすくなる。
2. 簡易ナビ機能
CC-SC100Bの簡易ナビ機能は、あらかじめ設定しておく目的地までの直線距離と方角だけを示してくれる機能。