せっかくなので挙げておきます。これは4年前、フィスマン教授という経営大学の教授の書いた
記事なのですが、今この教授は、ソチ五輪を見てどう思ったのでしょうか?
下記の日付を見てみるに、この教授はバンクーバーオリンピックの頃にこの記事を掲載しています。
ちょうど前日にフィギュアの男子SPを終えた翌日だよね?
つまりこの時点では女子シングルの茶番劇を見ていないと云う事ですね。
途中の黒字はワタシの感想を挟んでみました。
オリンピック
フィギュアの採点改革に効果なし
Is Figure Skating Fixed?
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2010/0
ソルトレークシティー五輪での不正問題を教訓に新採点システムを採用したフィギュアスケートだが、審査員の母国びいきと裏取引はむしろ悪化している
ソチではさらに悪化。裏取引して何が悪いといった開き直りを、ISUの会長からして率先させるよう
な発言がありましたね。ロシアもカナダと同じ鉄は踏まないばかりが踏み捲くり。目には目をと云わんばかり。平昌ではこの目には目をがハイレベルで炸裂しそうです。
近代オリンピックの創設者ピエール・ド・クーベルタンの言葉を借りれば、オリンピックの精神は「勝つことではなく、参加すること」にあり、「相手を打ち負かすことではなく、よき戦いをする」ことに重きを置く。
まさに真央さんと大輔さんがソチでやった事だと云えるけど、今はその感動さえも利権や金に
換算する人間が増えて、ゆっくりその感動に浸らしてはくれなくなったね。
競技に対するその理想的な姿勢は、現代のオリンピック選手が表彰台を目指してなりふり構わず突き進む様子からは程遠い。選手たちはあらんかぎりの先端技術と新開発の薬剤を使って(合法だろうと違法だろうと)オリンピックの栄光を手にしようとする。
誰もが、ライバルを蹴落とすためなら嘘でもごまかしでも、盗みでもわいろでもかまわないという気分になる。40年代には、共産圏の重量挙げ選手団を強化しようとロシアの科学者が筋肉増強剤のアナボリックステロイドを開発した。08年の北京五輪では、金メダルを獲得した中国の女子体操選手が年齢制限に満たない13歳ではないかとの疑惑が持ち上がった。
バンクーバー五輪開幕前には、開催国のカナダが外国の選手に滑降コースでの練習をさせないのが問題になった。
02年のソルトレークシティーで発覚したのが、フィギュアスケートペアでの不正採点問題だ。審判員が得点を操作し、ロシアのペアを優勝させたとされる(大会中にそれが発覚して、銀メダルだったカナダのペアにも金メダルが与えられた)。
政治を絡ませるからだって。スポーツは国と国との代理戦争だと昔誰かが言ってたけど、ビンゴだね。
ソルトレークは氷山の一角
この五輪の直後にダートマス大学のエリック・ジツェウィッツ経済学准教授が発表した研究によれば、フィギュアの採点にはえこひいきと票取り引きがまかり通り、ソルトレークシティーの騒動は氷山の一角にすぎないという。
贔屓はさらに酷くなっています。自分の国さえそれでいいを通り越して、自分達が上げたい選手のためな
ら同国だろうが他選手を平気で貶めるのが昨今の流行。これを小梅はコリアンメンタリティと名づけました。(このブログの過去記事をどぞ!)まっちーの逆バレンタインと一緒に、今年の流行語にノミネートされる予定です(ウソ)。
バンクーバー五輪の開催に合わせ、ジツェウィッツは追跡研究を発表。公正なフィギュア採点システムのために導入された改革に効果がないばかりか、問題を深刻化させている可能性があると指摘している。
教授、そこまで判っているのに・・・・打つ手が・・・ない・・・・悲しいっすね。゚(T^T)゚。
ジツェウィッツの以前の研究では、審判員が自国の選手により高い得点をつける傾向が報告されている。00~02年の61の国際試合(五輪を含む)の3000近い演技の採点を分析した結果、「母国偏重得点」は0.2点近くに上り(満点は6.0点)、順位を少なくとも1位分押し上げるには十分だったという。
またこの調査は、各国が裏取引を行っていたことも示唆している。ジツェウィッツは、審判員が「票ブロック」を形成し、互いの国の選手に高得点を与えていることを突き止めた。例えばロシアの審判員はフランスをひいきし、お返しにフランスの審判員はロシアに高い得点を与える。たとえ他国の選手たちにとって不利益になろうと、この2国が有利になる、というわけだ。
これは今やジョーシキです。採点恭順論者代表の岩佐徹には念仏にしか聞こえないようだけど。
審判員の匿名採点を採用
ソルトレークシティー(とそれ以前の試合)での問題を受け、国際スケート連盟は採点方法を変更した。どの審判員がどの得点を付けたかは公表されず、さらに審判員のうちの一部の採点のみが使われる(バンクーバーでは各演技で9人の審判員が採点し、そのうち7人の得点を採用。どの審査員の得点が採用されたかは明らかにされない)。
アシュリー・ワグナーが「明らかにすべきだ!」と公言したそうです。これは昨日アタシと社交ダンスを
踊ったケヴィンくんも言ってたと思ったけど、ちがった?
(いや違ったのはオメーと踊ったって記憶だ?夢、夢で踊ってたのぉ~~~~)
各審判員の採点が公表されない匿名採点によって裏取引が抑制される、という考えに違和感を抱くかもしれない。
だが匿名採点では、裏取引で約束したとおりの得点を本当に付けてもらえたのか、確認することが困難だ。狙いはそこにある。個々の審判員と実際に採用された得点を結び付ける証拠はなく、9人の審判員は「自分の得点は採用されなかったようだ」と主張できる。パートナーが本当に高得点を付けてくれるのか確認できないのでは、裏取引もやりにくい。
母国ひいきが起こりにくいスキー競技
ジツェウィッツが今回の研究で調査したのは、この匿名採点が自国選手びいきの採点防止に効果を上げたかどうか、という点だ。以前のように各審判員の採点を調べることはできなくなったが、審判団の中に選手の出身国の審判員が含まれる場合、その国の選手の平均得点が高くなるかどうかを分析した。
これは教授、天野という男にも調査の手を伸ばしてみるべきだったね。
その結果、自国びいきの傾向は悪化していた。匿名採点では裏取引の確実な効果は望めないが、得点の付け方をマスコミやファンに追求されることもない。公開採点の時代に比べ、審判員による自国選手のひいき得点は20%上昇していたという(このうちどの程度が選手の出身国の審判員による得点で、どの程度が裏取引した他国の審判員から与えられた得点なのかは特定できない)。
悪名高き昔の採点システムに戻る以外に、国際スケート連盟が選ぶべき道は何だろう。ジツェウィッツは以前の研究で、スキージャンプの得点についても分析しているが、この競技では自国びいきはほぼ存在しなかったという。
各国のスケート連盟が指名するフィギュアの審判員とは対照的に、スキージャンプの審判員は国際スキー連盟の小委員会が指名する。スケートの審判員は各国の利害を背負っているが、スキーの審判員に求められるのは誠実さだ。スキーと同様のシステムを採用すれば、フィギュアスケートの採点もましになるかもしれない。
う~ん、そうかあ???
スキーとひと括りにされてもなあ。モーグルは前から怪しいし、複合だってフィギュアに負けじ劣らず
ルールが変わる。まともに見えるのは・・・ジャンプかなあ?
研究の最後にジツェウィッツは、こう提案している。国際スケート連盟は匿名採点を維持しつつ、採点の不正調査を行う者には記名データを公表すべきだ、と。
フィギュアスケートの採点の不正を排除するのは難しい。国際連盟にそれが無理だとしても、経済学者にはできるかもしれない
結局最後は不正と判っていても証拠を掴むのは難しい、で終わりかい!
結局はどの国も突かれたら痛いところのない国はないか、特定の国だけが大きな利権に絡んでいる
と判っていても、力がないため従うしかないと思っているか、どちらかでありどちらもなんでしょうね。
この教授、匿名採点を維持させつつも、と書いているけど自分は反対です。
ほとんどのジャッジが9点台を付けているのにたったひとりで5点台とかね、あるでしょ?
こんなの見ている方は到底受け入れられない訳で、匿名を廃止してもそういった採点が
出来るのか、そこをぜひ知りたい。
最後は大輔さんテレビ情報
http://www.tbs.co.jp/tv/daily/20140310.html
NEWS23 TBS22:54~22:58
▽高橋尚子×高橋大輔4年間の苦闘を激白!
リアル×ワールドの一件で少しナーバスになっているけれど、世界選手権で大輔さんを見る
事が出来ないので大輔不足解消になってくれればいいけど。
あ、神戸チャリティも参加者の発表がありましたね。
出演者(予定) 田村岳斗、織田信成、宮原知子、本田太一、本田真凛、木原万莉子 他
世界選手権を欠場したので大輔さんは出られません。
今回は怪我なので、どのみち参加は不可能でしたでしょうけど、スケ連の考える事はやっぱり腑に落ち
ません。世界選手権に出なければ、チャリティまでダメってどういう見解なのでしょう?
ある大輔さんファンの方が神戸チャリティの件で連盟に電話をしたところ、うちには関係ありませんから、
と高圧的な態度を取られたという話、巷では有名だと思います。
連盟に一銭も入らないものは気に入らないのでしょうか?可笑しな態度、可笑しな認識です。
選手が自分達の意思で動くのを制限しているように映ります。チャリティは、海外の選手なら当たり前に
自分たちの考えで行うイベントです。それを世界選手権に出ることを条件とする意味が不明です。
それにしてもこの神戸チャリティ、年々寄付金が増えて言っているのも凄いです。
2011年 ¥34,881,043
2012年 ¥24,671,695
2013年 ¥28,278,189
これもひとえに大輔さんとそれに携わった人々の努力のお陰ですね。
大輔さんはきっと知ってますよね?
今は焦らず怪我を治す事を優先して欲しい。明けない夜明けなんてない!!
待ってるよ~、大輔さん。
フィギュアスケートの採点システム改善へ向けての行動を嘆願する署名を行なっています。
採点に少しでも透明性を求めたい方はクリックしてみて下さい。
http://www.shomei.tv/project-1922.html
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