【映画】「クリミナル・アフェア 魔警」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 

 

 

 


クリミナル・アフェア 魔警
鑑賞日: 2015年3月4日(水)
映画館: シネマート六本木

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 



原題: 魔警 That Demon Within
製作年/国: 2014年/中国・香港合作
上映時間: 111分
監督: ダンテ・ラム
脚本: ジャック・ン、 ダンテ・ラム
出演: ダニエル・ウー、ニック・チョン、アンディ・オン、リウ・カイチー、クリスティ・チェン、ドミニク・ラム、アスリット・チャン、チー・クァンチュン
あらすじ: まじめな警官がとち狂って暴走します。

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好き度: ★★★★☆ 4.0/5.0点



ガソリンスタンドが大爆発する映画に悪い映画はない



『クリミナル・アフェア 魔警』、ダンテ・ラム新作ということでシネマート六本木にて鑑賞。これが超おもしろかった!(´∀`) 『激戦』もすごかったけど、今回はまったく違うベクトルでブッ飛ばされて、やっぱダンテ・ラムすげぇなと再確認しましたよ。基本的に好きな要素だらけというか、『反撥』に『レザボア』足して『レクイエムフォードリーム』で割ったら『キャリー』なったような映画でした。

イビツという言葉がぴったりかと。

 

 

 

 


とにかく、画面が不自然、音楽が不自然、編集が不自然、その不自然さが、どんどん気持ちよくなっていくある種のドラッグムービーのような感じで。そしてアクションがなにより凄くて、想定していたことの数十倍ド派手なことが起こり、しかもそれが唐突で、スラップスティックコメディのような雰囲気まであって、起こってることは悲惨だけど、なんか笑っちゃうという、素晴らしいバランスで、全体的に唯一無二の映画になってるというか、見たことない、いい意味で変な映画で大好きです。

想像以上にドラッギーな映画でしたぞ

 

 

 

 

 




ネタバレしちゃうとこいつの一人称ホラーです

 

 




お話を映画.comから拝借すると、病院の警備勤務をしていた香港警察の警官デイブは、重傷を負って病院に駆け込んできた男ホンの輸血に協力し、そのおかげでホンは一命を取り留める。しかし、ホンは特捜部が追っていた武装強盗団のひとりで、ホンを救ったデイブは特捜部から詰め寄られる。正義感の強いデイブはホンのことが頭から離れなくなり、次第に心の中に闇が広がっていく。――とのこと。で、このお話は06年に香港の繁華街・尖沙咀(チムサーチョイ)で起こった、警察官が警察官を射殺するという実在の事件に着想を得たらしいですぞ。

アクションが超最高なのです

 



とにかくアクションが超最高なんですよねこの映画。序盤のチェイスシーンからもう最高で、いろんなKUFUでチェイスシーンを見せてくれて、かつ体を張った生身アクションもあって、そして唐突なタイミングでギョッとするようなことが起こるという、、しかもあまりに唐突すぎて笑っちゃうというとんでもない映画が始まる感ビンビンの序盤でした。

仲間同士の同士討ちを仕掛けるというレザボアっぽい展開の中盤もすげぇおもしろいんですよね。ぶっちゃけ話に超無理はあるんだけど、起こってる画がおもしろいからそういうノイズも気にならずスイスイと引き込まれちゃうんですよね。「タッカーとデイル」を観てるかと思いましたよ。

みんな自滅まつり!

 

 

 

 

 




後半の見せ場ですが、想像以上にドデカイ展開が待っててビックリしました。CGで作りこんではいるものの、最終的にガソリンスタンドが大爆発するまでに至るドデカいピタゴラスイッチみたいな展開が超最高でした。あと、この映画はここまで焼死体がでるか?ってくら焼死体だらけでほんと素晴らしいです。

ただ、ラストのエンドロール前にとってつけたようなよさげなシーンのあとにテーマそのもののようなテロップがついてエンドロールに入るのですが、これはいらなかったかな…とか、やっぱ思い返すといろいろ無理ありすぎだなぁとか思うんだけど、全体的に超魅力的な映画で最高に楽しかったです。



おわり



 


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