ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ
10月17日(金) 19:20~ TOHOシネマズ六本木
好き度: ★★★☆☆ 3/5点
劇団ひとりVS製作陣
そもそもゴッドタンファンだし、キス我慢もずーっとみてきたまぁ普通にファンなので見に行ってきました。前作、映画ファンからはけっこうディスられがちでしたが、僕はファンとしてけっこう楽しんだんですよね~。というわけで本作なんですが、いろんな意味でネクストレベルにいったなぁといった内容。すげぇ笑ったしおもしろかった。今回はこのキス我慢特有のメタ構造のおもしろさが充分に発揮された作品だったと思いましたよ。
いきなりぶっ飛んでます
この映画、というかこのキス我慢という企画の楽しさって、いわゆる「ガワ」的な楽しみ、メタ的な楽しみが一番の魅力だと思うんですよね。テレビで確立されたコメンタリー的な手法をそのまま劇場にもってくるという思い切りの良さもあいまって、けっこう新しい唯一無二の劇場体験ですよね~。もともと佐久間Pは劇場版ではコメンタリーをやらない方向で考えてたとのことですが、いや~やっぱこの映画はこの形でないと事故ってましたよね~。特に上にいるのがおぎやはぎとバナナマンなのがポイントですよね。劇団ひとりのおもしろさを邪魔しないレベルのツッコミを入れていって、ツッコミがうま~く観てる観客の楽しみ方のガイドラインとしてちゃんと機能してると思います。メタな魅力、いい意味での内輪ウケ感を支える大事な要素ですね。
この4人の仕事もさすが
で、そのキス我慢特有の楽しさが、今回もちゃんとお約束的におもしろい。そこはやっぱさすがとしか言いようがない劇団ひとりなんですが、今回の魅力は、製作陣のこうしてほしいというプランとそこにすり合わせていく劇団ひとりというこの構図の変化のおもしろさだったりしました。製作陣が期待してる方向に行こう行こうと劇団ひとりはそっちにすり寄せていくんですが、最後の最後に芸人としてキバをむくというか、おそらく意図的に壊しにくるというそのヒリヒリ感がすごいおもしろかったです。メタのメタの楽しみ方というか、そこが何周もしてくる感じが、はからずもだと思うんですが、すげぇおもしろくなってますよね。しかも、製作陣側が走らせたいレールがさらにメタな映画「キャビン」みたいな設定だったので、メタのメタのメタみたいになってるんですよねwおもしろかったです。あとやっぱり一番の笑ポイントであろう、マキタスポーツVS劇団ひとりのあるシーン、腹よじれるほど笑いましたw
ヒロインの方々
あと、女優選び、そつがないですよねこのシリーズw 旬なところをしっかり押さえてるな~とw 今回は上原亜衣ちゃんがメインですが、すごいですよね演技力。前作の葵つかさちゃんやみひろさんの時も思ったんですが(←みひろはさん付けw)、AVの女優さんって演技のレベル高いし、いわゆる即興というものへの耐性が高いのかなぁと思います。こういう映画だけじゃなく、普通の劇映画でも脱げない中途半端な女優を使うより、もっとこういうところにスターが眠ってる気がしますよね。
まさかの伊藤さんも。
というわけで、僕は十分に楽しんだ感じです。まぁもともとファンなので。今回は特に期待していたおもしろさよりもまたちがったおもしろさの部分を見せてくれて満足です。ちょっと中盤長いかなぁという気がしなくもなかったですが、まぁでもしっかり楽しめました。しっかり、笑えましたw
おわり
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スタッフ
監督
佐久間宣行
脚本
森ハヤシ
佐久間宣行
構成
オークラ
音楽
岩崎太整
主題歌
森山直太朗
技術統括
吉田健吾
撮影監督
風間誠
映像
北村宏一
照明
宮尾淳一
録音
永久保仁志
松岡努
美術
山田好男
衣装
杉本京加
ヘアメイク
綿屋紀子
スタントコーディネート
雲雀大輔
操演
鳴海聡
特殊メイク
JIRO
ディレクター
田村育
斉藤崇
双津大地郎
塩谷泰孝
今村光宏
桑原宏次
板川侑右
姫野善行
制作
南雅史
助監督
佃謙介
キャスティング
伊東雅子
ラインプロデューサー
小松俊喜
山村淳史
アシスタントプロデューサー
美濃部遥香
プロデューサー
五箇公貴
露木寛子
前田茂司
キャスト
川島省吾 川島省吾(劇団ひとり)
小木博明 ウォッチングルーム・神様
矢作兼 ウォッチングルーム・神様
設楽統 ウォッチングルーム・神様
日村勇紀 ウォッチングルーム・神様
松丸友紀 ウォッチングルーム・天使
福士誠治 セイジ
中尾明慶 アキヨシ
柄本時生 トキオ
安井順平 順平
上原亜衣 亜衣
小島みなみ みなみ
白石茉莉奈 保健教師
角田晃広 警備員
飯塚悟志 アンデッド
豊本明長 警備員
入江雅人 小林研究員
戸次重幸 関研究員
近藤芳正 所長
伊藤英明 伊藤先生
小宮浩信
相田周二
深水元基
マキタスポーツ
作品データ
製作年 2014年
製作国 日本
配給 東宝映像事業部
上映時間 117分
映倫区分 PG12
備考 ODS