「アデル、ブルーは熱い色(試写会)」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。







アデル、ブルーは熱い色(試写会)
4月1日(火) 18:40~ なかのZEROホール





好き度: ★★★☆☆ /5点


大迫力レズセックスシーン



試写会が当たったので「アデル、ブルーは熱い色」観てきました。3時間あるというのを町山さんのたまむすびでの紹介で聞いていたし、レズセックスには興味があるとはいえなんかおっしゃれ~な雰囲気であんま見ないタイプの映画だと思うので試写会当たってラッキーでした~。

というわけで、アデル観たんですが3時間ってぜったい寝るだろうなぁって思ってたけど意外にあきずに3時間ちゃんと観ることができました。お話自体は、女×女ではあるものの普通の恋愛映画。出会い、一目惚れ、交際、セックス、ケンカ、別れという出会いから別れまでをじっくりと描いています。で、なにがすごいってチラシにも書いてある「衝撃の愛の7分間」と銘打ってあるセックスシーンなんですよ。とにかく迫力がすごくて、肌と肌がぶつかり合う音とか、愛撫の音とか、まさに『肉弾戦』という感じ。人間の動物的な本能が剥き出しになって、しかもお互い性的マイノリティであったのが、やっとパートナーに巡り会えて「これだっ!」という高ぶりみたいなものが感じられて、とにかくすごいセックスシーンでした。しかもこれがすげぇ長いんですよw 何とも言えない気まずさを観客同士で共有してる感じで不思議な感覚でしたw  



主人公のアデルが一目惚れする美大に通う青髪のエマさんは、ミッションインポッシブル・ゴーストプロトコルのあの女殺し屋!!




主人公のアデルちゃんもすごくよかった。とってもリアリティのあるキャラクターだったし、子供が大好きで学校の先生になるんだけど、自分はレズビアンだから大好きな人と子供は作れない、でも母性はちゃんとあるというそのアンビバレントな感じがリアルでした。




とにかく映画はとってもゆったりしてるし、無駄なBGMもなく生活音がとてもリアルに大きめに設定してあります。眠くなるかもしれないけど、ウトウトしてるところに定期的に大迫力レズセックスシーンが挟み込まれるので、いい感じに目が覚めます。とにかく、このセックスシーンは見たことなかったし、すげぇ斬新でフレッシュな性描写でした。一見の価値有り!



おわり



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スタッフ


監督

    アブデラティフ・ケシシュ 

原作

    ジュリー・マロ

脚本

    アブデラティフ・ケシシュ

    ガーリア・ラクロワ

撮影

    ソフィアン・エル・ファニ

編集

    ガーリア・ラクロワ

    アルベルティーヌ・ラステラ

    カミーユ・トゥブキ

    ジャン=マリー・ランジェレ


キャスト


    アデル・エグザルコプロス アデル

    レア・セドゥー エマ

    サリム・ケシュシュ サミール

    モナ・バルラベン リーズ

    ジェレミー・ラユルト トマ

    アルマ・ホドロフスキー ベアトリス

    バンジャマン・シクスー アントワーヌ

    オーレリアン・ルコワン

    カトリーヌ・サレ


作品データ

原題 La vie d'Adele

製作年 2013年

製作国 フランス

配給 コムストック・グループ

上映時間 179分

映倫区分 R18+