「エージェント:ライアン」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。




エージェント:ライアン
2月25日(火) 20:50~ TOHOシネマズ渋谷



好き度: ★★☆☆☆ /5点


いろいろテキトー


観る予定の作品ではなかったのですがタマフルで課題映画になったので、観てみようかな~という軽い気持ちでTOHOシネマズ渋谷へ行ってきました。ジャック・ライアンシリーズは全部観ていないので、これが初のライアンシリーズになりました。感想としては、いろいろずさんだし、アクションも新鮮味がなく、ビミョーな映画だなぁ、残念な映画だなぁという感じでした。


始まってすぐ、911テロをテレビで目撃する主人公。そこから時間飛んで海兵の少尉になった主人公がヘリコプターを襲撃されて大怪我を負いまして、そのリハビリパートをけっこうしっかり描いていくのですが、ここの大怪我というハンディキャップがその後物語になにも絡んでこず、ここのパートは後の奥さんであるキーラ・ナイトレイと出会うためだけの展開になっていて残念でした。雨のランニングからCIAの上官に会うとこの演出とか超ダサかったな…


その後、証券マン&スパイのCIAとして働き出してから、機密書類を名画座でやりとりするとかもちょっと笑っちゃったり、その後奥さんのキーラ・ナイトレイに映画の半券が見つかって浮気じゃないの!?なんて展開も笑いました。うまいのかなんなのか…  ここで見ていた映画は、「私は殺される」という映画でしたが、なにかを暗示していたのでしょう。未見なのでわかりませんが。

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ロシアで出張し、仲間と思っていたボディガードがいきなり銃を発砲。いきなり命を狙われます。そいつをバスタブで殺すところとか好きでしたよ。ちょっとずつお湯が溜まっていって時間をかけて溺死させる感じいやらしくてよかったです。 お!これはやっと巻き込まれ型アクションっぽくなってきたなと思っていたのですが、キーラ・ナイトレイの奥さんとのやりとりが自分のミッションとおなじくらいかそれ以上の分量で出てくるし、奥さんが出しゃばって敵役であるケネス・ブラナーに一緒に会いに行っちゃったり、そしてまんまと捕まって超ピンチになる感じとか、どっかでみたような展開だし、この奥さんとのやりとり部分がすごくこの映画を安っぽくしている気がしました。


やたら出しゃばる奥さんキーラ・ナイトレイ。安っぽい展開だったなぁ。


酔っ払ったフリして会食を抜け出しケネス・ブラナーのオフィスに潜入して解析をする場面すげぇ強引だし、重要な情報なのにすげぇ警備がザルだし…とかありましたが、好きだったのはケネス・ブラナーが電球をキーラ・ナイトレイの口に突っ込んで脅しをする場面はすげぇ好きだったし、やらないとはわかっていても怖かったです!肺がぐちゃぐちゃになるのが頭に浮かんだもの(゜д゜) あと、「スリ」なんだ…っていうのもちょっと思ったけど(笑) しかもスリが成功しないと成功しない作戦なわけで、大丈夫なのかこの作戦…とかちょっと思ったり。。そっからのカーチェイスもあんまり真新しさがなかったなぁ。 ラストのウォール街での一連のアクションもいろいろツッコミどころがあって酷かったです。それまでの展開をまったく踏襲していない独立したアクションに見えたのが残念でした。ここの、「ウォール街をラストに使いたい!」という製作者側の意図が透けて見えるラスト前のつじつま合わせ部分も笑っちゃいましたよ~。 最後のアクションもなんで銃をもってないの?っていところから始まり、こんなんじゃウォール街破壊できないだろ!っていう爆弾の破壊力だったのも残念でした。そばにある橋が壊れるくらいの破壊力がないと無理だろ。。



と、いろいろ突っ込みどころ満載のアクション映画でした。好きとか嫌いとかの感情がない映画でしたので、お金を払ってみる必要はなかったです。ケネス・ブラナーが監督をやる意味もわからなかったです。。




◇◆注目ポイント◆◇

電球を使った脅し



おわり


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スタッフ

監督  ケネス・ブラナー

製作  ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ
    メイス・ニューフェルド
    デビッド・バロン
    マーク・バーラディアン
製作総指揮  デビッド・エリソン
       ダナ・ゴールドバーグ
       ポール・シュウェイク

キャラクター創造  トム・クランシー

脚本  アダム・コザド
    デビッド・コープ

撮影  ハリス・ザンバーラウコス

美術  アンドリュー・ロウズ

衣装  ジル・テイラー

編集  マーティン・ウォルシュ

音楽  パトリック・ドイル

キャスト
クリス・パイン ジャック・ライアン
キーラ・ナイトレイ キャサリン・ミューラー
ケビン・コスナー ロバート・ハーパー
ケネス・ブラナー チェレヴィン

作品データ
原題 Jack Ryan: Shadow Recruit
製作年 2013年
製作国 アメリカ
配給 パラマウント
上映時間 106分
映倫区分 G