山田宏講演会@木更津!
木更津でも、山田さんを応援する熱心な方が中心となり、講演会が開催されました。
私も千葉県担当事務局として、参加してきました。
盛り上がりました。懇親会最後は、頑張ろうコール。
木更津から狼煙をあげるぞ!という会でした。
ーーー
自分の発言が炎上した。あれは、長い全体の一部を切り取った報道。
自分は杉並区長のとき、待機児童をゼロにした。出生率もあがった。
子育ては全部社会のせい、とする野党の質問に、疑義があった。
保育園を公立で作るとなると…そんなに作れない。
0歳児の赤ちゃん1人預かるだけで、50~60万円のコストがかかる。
20万の仕事をするために、保育園に預けるくらいなら、50万円を何世帯かにわけて支給した方がよいのでは?
すべて親が悪いとは、言っていない。
なるべく、子供は、親の元で育てるべきでは、というだけ。
いまは朝昼晩、すべての食事を保育園でとる子供も増えてきた。
それが子供にとってどんな影響を与えるか?
子供のための保育なのか、親のための保育なのか?
野党のあまりに偏ったくだらない質問に、反論したかった。
カナダのケベック州では、全員保育を掲げた。子供は全部州が預かった。
その結果は…おそるべきことになった。
ケベック州では、自分の健康状態に不安な子多い、犯罪率高い、と報告書ででた。
親の愛情と子供の犯罪率に、因果関係があると、欧米では認めつつある。
そしてなるべく小さいうちは親と過ごせるように、国や会社の仕組みを変えるべき、と思っている。
区長時代、ある私大で講演をした。
学長が…年々学生レベルが下がってきて、授業についていけないから、高校の補修をしているんだ(!)
そんなの入れなければいいのでは?といったら、定員いっぱい入れないと大学の収入にならないのだ、とのこと。
で、高校に行ったら…いや、中学の補修が必要だ(!)
中学に行ったら…生活指導に4割。だから小学校でそういう躾をしておいてもらわないと(!)
小学に行ったら…入学の段階で決まっている。小1学級みて下さい。数人の子が歩き回る。だから幼児教育が重要なんだ(!)
幼稚園に行ったら…幼稚園に入る段階で、差がついている。親の愛情いっぱいの子と、そうでない子で、吸収力に大きな差。親にはあやして欲しい。しかしやり方がわからない親が多い。
小さい頃の愛情不足は、学力にも関わるんだ、ということを、知るべき。
親の愛情いっぱいだと、自己肯定感を高めることができる。
土台が弱いと、積み木を重ねても、難しい。
結局、親。親の忙しさもわかるけど、いまは主客転倒。
そう、ずっと思っていた。
日本は集団ヒステリーのようだ。ちょっと気に食わないと、一斉に叩く。
トランプ大統領は、幕末のペリーと思っている。
アメリカには不満がたまっている。0。1%の人が9割の富を持っている。
トランプは、日本ケシカラン!と言っている。自立しろ!9条変えて核武装して自立防衛しろ。
そうなったら日本は大変。これが「トランプペリー論」
幕末のときは、幕府の役人は無能だった。
「太平の眠りを覚ます蒸気船 たった四杯で 夜も眠れず」
幕府は何も決められず、各藩の下級侍が立ち上がった。
平和ボケという、日本の眠りを、目覚ますのがトランプかもしれない。
そういうとき、日本はどうなるか?
2つになるだろう。
9条の会系は「やった!非武装中立を目指すんだ!」
もう一方は「核武装して自衛力高める!」
日本はどうあったらいいのか?
大きな岐路に立っている。
国内にも試練がある。
初めて、自然に、人口が減った。
人口の多い、団塊の世代が、10年後にはみんな75歳以上に。
65~75歳は医療費平均20万円
75歳~ は、90万円。4倍以上!
誰が負担するか?現役世代。
所得税?もう上げられない。
消費税しかない、と言われるが、そうしたら経済冷え込む。
この状況に、みんな正面勝負しない。ええじゃないか運動のように、今さえ良ければ、自分さえ良ければ。
こういうとき、幕末では、若手が命懸けで立ち上がった。
杉並区の財政再建のために、命懸けでやった。
まず最初にやったのは、自分の給与カット。そして区予算15%一律カット。
高齢者への紅白まんじゅうが無くなって、苦情が殺到。区民全体がカンカン。
加えて、団体や組合もカンカン。みんな15%カットされたので。
医師会の会長も怒っていた。一律カットは経営じゃない!
これに対して答えた。それは平時の話。今は有事。杉並丸が傾きつつあるのだから。
リコール運動が各地で起こった。区役所は崩壊する、などと。
落選でいいんだ。どうせ落選なら、媚びる必要はない。
そう思うと、スッキリした。
反対者がいたら、あなたがおかしい、と言い返した。
開き直りって大事とわかった。
いまは大臣も、失言すると、すぐ撤回。
たとえば石原慎太郎。開き直った。何が悪い!と。
これが、幕末の上層部には、欠けていた。
下級武士たちは、捨てるものがない。
強い愛国心、覚悟。
あらゆる分野のリーダーに、それが欠けてきている。
いまの日本に足りないのは、自信と誇り。
これが最も大事。
幕末の志士たちは、みな自分がかけがえのない存在と確信し、飛び込んだ。
特に母親が大切だった。どんなときでも、松陰先生を信じたのが、母親だった。処刑の最期まで。
松陰先生からすれば、このお母さんがいたからこそ、頑張れた。
「親思う 子供にまさる 親心 今日のおとずれ なんと聞くらん」
自己肯定感。
信じる力が大切。
日本をおとしめる国だと、教えている。メディアでも。
慰安婦、南京大虐殺。
こんなことはなかったと、父から聞いていた。
敗戦後、受け付けられたもの。
父は、厚木航空基地で、終戦を迎えた。
何日か前に、飛び立っていったが、一機も返ってこなかった。
立派な日本がひどいことなどするはずがない、と思い、
過去を大事にする。それが自分の命を守ること。
先祖。歴史。
日本を立て直す道は、過去への感謝しかない。
日本は大きな曲がり角にある。幕末に似ている。
心ある人は、立ち上がり、まっすぐ命懸けで動く人が出てくる。
命は大事。しかし命よりも大事なものがあることを教えてこなかった。
命を賭けてでも、守らねばならないものがある。
一つは、家族。
もう一つは、日本の国。
命を賭してでもこの国を守ろうと、立ち上がるだろう。
それらを守るために、日本を変えていかなければならない。
命を捨てられるような、政治家でありたい。
国の危機。自分の発言や信念を変えるつもりはない。