変化に向かうバランス | 3年前のしこうの楽しみ

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なぜ、矯正が早く進んだのか探ってみました。
思い返すと、はじめの違和感がある間はかなりの意識を使っていたように思います。
どんな意識かというと、抵抗しないように、身を任せるようにというイメージです。

そして、痛みも違和感も常にちゃんと感じるようにしていました。
もちろん、外してしまいたいという想いも感じ続けました。
一方で、それらに影響されないように生活を送るようにしていました。

具体的には、矯正が始まったことを気にしすぎずに食べたり活動したりしました。
それを理由に選択が影響されないようにしたわけです。
そして、選択した行動をする時に矯正していることを考慮にいれて、全てのことを感じながら行っていたのです。

かなり意識のトレーニングになっていると感じた記憶があります。
もし、この状況において反応的になっていたとすると、心理的に翻弄されて物事に対して否定的な状態になるかもしれません。
それは、食べたいものも美味しく食べれないし、したいことも楽しめないという状態です。

なぜそうなるのかというと、矯正の器具をつけて良いと感じることは全くなさそうだからです。
その良さが分かるのは歯並びが良くなってきてからのことでしょう。
その良さはその時点にならないと感覚的には実感できないものです。

だから、痛みや違和感や様々な気持ちを反射的に感じないことにしてしまう可能性があります。
その方が気分的に楽だからです。
これが結果的に無意識の抵抗になるように思います。

そして、その抵抗が歯を動かそうとする力の反作用としての動かさないようにする力に加担するように思います。
変化への反作用の力を強めてしまうのです。
今回は、結果的にその反作用に加担しないようにしたことになっていたのでしょう

だから弱いワイヤーでも早く進んだのだと思います。
求める変化に対してどのような在り方でいることがプロセスをスムーズに進めるかということに対し、文字通り身を持って体感したのでした。

2013.12.27 12:19 谷孝祐