精巧なスクリーンオフェンスの例(リトアニア) | コーチMのブログ

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バスケのコーチングに関して大学院やその他で学んだこと、アメリカ留学での日常をつらつら書いていました。今は日本でコーチをしています。

こんにちは!
前回のブログ「能力のないチームが能力のあるチームと戦うには」では、

スローダウン(相手のシュート回数を減らす)
チェンジングディフェンス(相手のシュート確率を下げる)
精巧なスクリーンオフェンス(自分のシュート確率を上げる)

を3つの要素として挙げました。
しかしこれが実際どういうものなのかが掴みづらいと思います。

そこで今回は、精巧なスクリーンオフェンスの例を挙げてみたいと思います。
題材に挙げるのは、現在行われているFIBA World Cupで先ほど4位になったリトアニアです。

リトアニアのスクリーンオフェンスは非常にうまく組み立てられており、勉強になります。

いくつかプレーをピックアップしてまとめたのでご覧ください。
画像が見にくい場合はクリックしていただけると見やすくなります。

追記:まとめ動画をアップしました!



PDF版のプレイブックをダウンロードしたい方はこちら




(続き)







ソフトの都合上英語でしか説明を加えられませんでしたが、図と合わせてみて頂ければわかるかと思います。

またこれは書きませんでしたが、それぞれのシーンで、ボールを受けた後のキャッチアンドシュート、またはカウンタードライブは認められているように感じます。(あまりに確率の悪そうな5番のスリー以外)

これらに共通する点は、

スクリナー、もしくはハンドオフしたプレイヤーに、すぐさまスクリーンをセットすること(そうすることで連続性がうまれ、非常に複雑なように見えるが、やっていることはこ主にこれ)

スクリナーとユーザーが必ず両方とも(かぶらずに)カットしていること(詳しくは「効果的なオフボールスクリーンのために」を参照)


です。
皆様の参考になればと思います。これらを片手に「アメリカ対リトアニア」の準決勝を見て頂ければ、この図のように動くと何が起こるかがより分かりやすくなります。

質問などあれば、遠慮なくコメントをください!