コーチMのブログ

バスケのコーチングに関して大学院やその他で学んだこと、アメリカ留学での日常をつらつら書いていきます。


テーマ:
こんばんは!今日は日本の子どもたちが陥りがちな幻想、「バスケットにおいて素早いことが至高」という考えにメスを入れたいと思います。

日本の子どもたちは全体的にトップリーグに触れることが少なく、自分のカテゴリーのトップの選手を目標にするケースが多いように感じます。

これは今年始まるBリーグがどれだけ広まるか次第でこれから改善されるかもしれませんが、自分のカテゴリーの世代しか知らないと起こる重大な問題が「素早さへの幻想」です。

例えば小学生の選手が小学生の「上手い」選手を目標にするときに基準とされがちなのが、素早さとハンドリング能力ではないでしょうか?中学生だとしても状況はさほど変わらないでしょう。

小学生や中学生でフィジカルを売りにするプレイヤーも少ないですし、その年代でフィジカルにディフェンスをするプレイヤーも少ないので、そのタイプの選手が目立ってしまいます。

もちろん小・中学生は発達段階上、まだフィジカル、体の強さにアプローチしすぎる必要はありません。

問題は自分のカテゴリーしか見ていないと、「いつかフィジカルさ(体の強さ、体の当て方)を身につけなければ上に行けない」ということに気づきにくいことです。


僕は「素早さ」と「フィジカルさ(体の強さ、体の当て方)」は同じ目的のもとに伸ばされるべきだと考えています。

それは「より良いポジションを取るため」です。

つまり「素早さもフィジカルさも、すべてより良いポジションを取るために伸ばす必要がある」ということです。


よく素早いこととフィジカルなことは分けて議論されますが、シンプルに言えば、両方とも同じ目的を達成するためにあるのです。

「フィジカルさ」+「素早さ」=「より良いポジションを取るための基礎能力」

と言えるでしょう。

そして1on1ムーブも、ディフェンス練習も、リバウンド練習も、ハンドリング練習でさえも、最終的にはより良いポジション取りのためにあることが殆どです。

例えば1on1オフェンスであれば、基本はどこのポジションからであれ、ガードであれセンターであれ、

1. ゴール下のエリア、45度(バックボードが使いやすいエリア)のポジション
2. ゴール下のエリア(バックボードが使いにくい0度、真ん中)のポジション


への侵入を目指します。1のほうがより良いです。
そのポジションに侵入ようとする際、自分のディフェンスが自分の

1.後ろ

2.横

3.前

であれば1のほうが良く、3になるほどオフェンスは不利です。

特に2の「ディフェンスが横に並んだとき」が最もフィジカルさが試されるときです。


自分のフィジカルさが勝れば横にならんだ状態から良いポジションまで持っていけますが、逆に負けていれば横に並んだ状態から外に押し出されてしまい、良いポジションはとれません。

日本人に多いのはこのパターンです。アメリカ人と1on1をすると、日本人は素早いことが多いので最初の一歩では抜けそうなポジションに入るのですが、その後横に並んだ後段々外側に追いやられ、良いポジションでシュートに行けないケース。

しかし逆に素早さがなさすぎれば、最初の抜きに行く場面で1、「ディフェンスを後ろに置く」ことが難しくなります。シャックがアイバーソンとの1on1でアイバーソンを後ろに置き去りにすることができないのと同じです。



つまり良いポジションに侵入するためには、レブロンのように素早さもフィジカルさ(当たりの強さ、体の当て方の上手さ)も両方必要ということです。(レブロンは少しフィジカルよりですが。)

高校生から上のカテゴリーでは特に、両方に取り組む必要があります。

またコンタクトの強さの調整さえすれば、小学生や中学生でも「コンタクトの中でバランスを取る練習、体の当て方を知る練習」として非常に有効になります。(コオーディネーショントレーニングと同じで、バランス能力は第二次成長期の前が伸びやすいため)

実際の試合でコンタクトが起きる場面では、練習でもコンタクトが必要です。

具体的なドリルの例としては





こんな感じです。(2つめの動画はエラーも多く発生していますが、ドリル構築のヒントにはなります。)
コンタクトの中で自分の体の当て方、バランスの取り方を「見つける」のがポイントです。

また東海大の体づくりの取り組みをまとめてくださった記事を紹介しておきます。

全日本制覇のための体作り、増量しながらパフォーマンスUP/東海大男子バスケ部

長くなりましたが、以上です!
意見、質問などありましたらコメントをお願いします!よろしくお願いします。
それでは!
AD
いいね!した人  |  コメント(1)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。