今、この一瞬の愛に僕は身を捧げる！

トピックス：アロハさんのページで僕の記事「松尾多聞恋に堕ちる」を紹介いただいてます。見てね！

劫（こう)という言葉がある。

これは歴史あるインド哲学の時間の単位。説によると直径が数十キロメートルの大きな岩に天女が3年に一度降りてきて、羽衣で岩を一度だけ撫でる。そうしてその岩が磨耗してなくなるまでの時間。これはあくまでも喩え話ではあるがすごい時間であることは間違いない。

そこでインドの人。釈迦が語る劫について調べる詩人である。

宇宙が出来上がって140億年である。私はこの宇宙の寿命を一劫であると思う。なぜならそうでなければ、わざわざ釈迦がこの単位を説法の中でいみじくも使わないと思うからだ。そう。私たちが暮らすこの宇宙の寿命は劫という単位で輪廻している。

宇宙は膨らみ、そして収縮してまたビックバンで生まれ変わる。そう、星と同じ原理なんだ。僕はその周期を4900億年であると感じる。

そして釈迦は、その出生の本懐（生まれてきた使命）とされる妙法蓮華経如来寿量品で語るのだ。

「我、実に成仏してよりこのかた無量無辺百千万億那由他劫なり。」

これはその直前に語られた法華経従地涌出品での諸人の疑問：『お釈迦さまは、どうやって短い間にこれだけの沢山の菩薩達を教化されたのか？』に真実で応えた瞬間だった。

ここで出てくる数字の単位は全部が掛け算。すごいなぁ。って思う。無限の昔に仏になったと書いてあった。では、無限に近い数々の宇宙で、さまざまな宇宙で人々を導いて来たことになるね。

実際に釈迦は百千万億那由他阿僧祇の国（数字の単位・全部掛け算）に於ても衆生を導利す。といっている。この宇宙も無限であると思ったけれど、その他にも無限の数の宇宙が存在している。ってことになる。最近わかってきた異次元存在する宇宙「パラレルワールド」を三千年も前に説明していたんだね。

そして釈迦はどうして仏に成れたかも書いてある。

「私はもともと菩薩の行動をしていた」と説明している。そこで詩人はまた調べる。釈迦はその無量の過去をすべて知っていて記憶しているんだね。

あるときは修行する童子であり、あるときは王様であり、あるときは菩薩であった。そしてそのすべての記憶に共通することがあるんだ。釈迦のすべての過去には「真実」を知るために身を投げだしている。

【不自惜身命（ふじしゃくしんみょう）】.

「一心欲見仏不自惜身命」、「一心に仏を見たてまつらんと欲(ほっ)して自ら身命を惜(お)しまず」

無量劫の間、釈迦が行ってきたぶれることのない修行。命を賭して真実を貫く姿勢が最高の仏という境涯を導き出したと書いてあった。

過去の地球に目を落としてみよう。釈迦も一族を皆殺しにされたり弟子を数多く失ったり、自らも負傷したけれど、キリストのように張付けにされたり、ソクラテスのように毒を飲まされ死亡したり、ガリレオのように投獄され失明したり、キング牧師のように暗殺されたり。

しかし、真実を語り、人々のために愛を貫いた彼らは誰一人自分を変えず、信念を貫いた。誰も最後までぶれることはなかったんだ。たくさんの哲学宗教はこのことを語っているけれど、それは科学者も含めて変わることはなかった。

人生は一瞬。夢幻のごとくなり。

この重なり合った広大な無限の宇宙の営みの一瞬にもみたないもの。でも、その中で未来へ続く道を僕たちが歩むのならば、たくさんの約束に生きているに違いないんだ。

キリストは「私が死んで2000後には、私の真の言葉が伝わる。」といった。そしていま、僕は思う。愛を知りたければ愛を行うしかない。真実を知りたければ真実に命をかけた人々を知り、もっと愛を想像するべきなんだ。

この一瞬の愛に身を捧げた無限の偉人たち。彼らの愛は常にここにあるのに、人々はいまだに気がつきはしない。そう、釈迦は訴えている。それを知ると人生が大きく広がると。

人は、この身体を自分だと思っています。

そして少しでも物理的な装飾を求め、栄養をあたえ
自分の時間と虚無で流動的な物質に固執しています。

人は、それを比べようとし、または、それが自分よ
りも劣っていると、主観的に思えばさげすみます。

加えて、自分のものに、少しでも人が触ろうものなら
怒り、騒ぎ。また、比較の対象にされ、劣っていると
自覚するなら、自分の命さえ投げ出す人もいます。

愛は自分の中の存在です。人はどんなにがんばっても
愛を犯すことはできません。なぜなら人間は愛により
生きているからです。

この自然も私たちも、その存在を胸に抱いて産まれます。

ささやかな人の知恵で愛に逆らってしまえば、愛によって
必ず罰を受けます。

貴方は、お母様を殴りたいですか？もしも殴ってしまったら
貴方は一生後悔しますね。それが貴方の中の愛による罰。

愛は存在です。感じることしか出来ない最高の力です。

では、愛はどうしたら感じることができるのでしょうか。
それは愛することです。偏りなく、普遍的に見返りなく
愛するしか方法がありません。

それを信じて、それが出来るなら、貴方はいつか愛を知り
そして愛になります。

私は宗教はしていませんが、愛に一度触れたことがあります。
その刹那、たくさんの力をいただきました。

愛は貴方の中にある、この宇宙の最高の能力でありつながって
います。

胸にいつも手を当てて、「私は、ここに」

そう言ってください。愛は貴方の大切な場所にいつもあります。