高速道路料金と高速道路建設 | たまき雄一郎ブログ

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衆議院議員玉木雄一郎のオフィシャルブログです。

今回、高松自動車道の四車線化が実現することになりました。


そして、私自身、この実現に向け、大臣陳情を含め各種の働きかけを行いました。


しかし、それは同時に、高速道路料金の大幅な引き下げ、少なくとも、無料化については、当面、あきらめることを覚悟する陳情でもありました。


実施、今回の高速道路建設予算の財源は、利便促進事業として行われてきた上限1000円の割引制度の財源です。


マクロ的なトータルの額で言うと、道路料金割引にまわしていた約1兆円を料金割引ではなく、道路建設にまわしています。そのうち、高松自動車道を含めた四車線化事業の復活に約2000億円がまわっています。


一部を道路建設にまわしたわけですから、少なくとも、料金値下げの幅が縮小することはある意味仕方がないと思っています。


問題は、瀬戸大橋の通行料金が、通常の上限2000円(普通車)に1000円加えた3000円になったことです。


料金水準がどのようなものになるにせよ、少なくとも、瀬戸大橋の料金を通常の高速道路の料金体系と同じものにして欲しいと希望してきました。


しかし、新料金体系の下でも、通常料金プラス1000円の構造は変わりませんでした。


このことは甚だ残念な結果ですが、ただ、香川・岡山を結ぶフェリー航路の廃止が発表された際、航路維持を陳情した立場からすれば、3000円は、ある意味、整合性はとれているとも言えます。


宇高フェリーの料金は、平日2700円、休日2480円です。


したがって、瀬戸大橋の料金が3000円なら、競争力あり。2000円なら競争力なし、ということになります。


今後、瀬戸大橋の料金値下げを求めていく運動や陳情が始まると思います。


しかし、その際には、われわれ香川県や四国の人間自身が、フェリー航路をどう考えるのか、また、JR四国のマリンライナーをどう考えるのかを明確にしていく必要があると思っています。


あれも、これもが手に入る時代ではありません。何かを手に入れようとすれば、何かを手放さなす覚悟が求められます。


私自身、与党議員の1人として、整合性のある要請・陳情を心がけていきたいと思います。


あわせて、様々な知恵をしぼっていきたいと思います。


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