凍結されていた高松自動車道の四車線化事業の再開が決定しました。
昨年末から、前原大臣をはじめ、国土交通省の幹部の皆さんに働きかけを行ってきた案件でもあったので、今回の結果には満足しています。
「コンクリートから人へ」を掲げる政権の下で、政権発足当初は、私自身、陳情を控えていました。
しかし、真に必要な公共事業については実施すべきと考えておりましたので、なぜ、高松自動車道が必要なのか、データも収集しながら、昨年11頃から、香川県とも連携をとりながら陳情を本格化しました。
ポイントは渋滞状況だったと思います。
凍結された6区間のうち、高松自動車道は、最も渋滞率の高い路線でした。安全上の問題点は、6区間のどの区間でも生じていたので、最後は、渋滞の緩和を主な目的としてターゲットを定め、訴えを続けました。
結果として事業の再開が決定し、本当に良かったと思っています。
四車線化の実現により、京阪神方面との結びつきがより一層強まり、引田のひなまつりをはじめ地元の観光産業の活性化にも貢献できると思います。
なお、今回の事業再開は、単なる自民党時代の事業の復活ではありません。
整備方式や財源を従来の方式とは大幅に変えていますので、これまでの仕組みとは異なり、全額が国費で整備されることとなります。
したがって、県などが地元負担分として予算計上していた予算は不要になります。そうした予算を、他の公共事業や別の政策に振り向けることも可能になると思います。
その意味で、地元にとって二重にメリットのある結果になったと思います。
昨年の穴吹工務店の破綻以降、県内の建設関連の仕事も減っていますので、今回の事業再会が、地域経済の浮揚の一助になることも期待しています。
(前原大臣はじめ国土交通省政務三役の皆さんと)