J.LEAGUE DIVISION 2
第8節 町田市立陸上競技場
町田 0 - 3 栃木
50' 町田 0 - 1 栃木 高木和正
54' 町田 0 - 2 栃木 小野寺達也
81' 町田 0 - 3 栃木 サビア
57' 三鬼海 ⇒ 園田淳(町田)
61' 平本一樹 ⇒ 鈴木孝司(町田)
75' 廣瀬浩二 ⇒ サビア(栃木)
84' 菊岡拓郎 ⇒ 久木野聡(栃木)
87' ユ・デヒョン ⇒ 荒堀謙次(栃木)
40' チャ・ヨンファン(栃木):異議
49' 田代真一(町田):遅延行為
59' 平本一樹(町田):異議
60' 太田康介(町田):危険行為
70' 棗佑喜(栃木):異議
93' 久木野聡(栃木):危険行為
主審:飯田淳平
気候:
気温:17.5℃
ピッチ状態:良芝
観衆:3,682人
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<試合前データ>
★成績
FC町田ゼルビア
2勝5敗0分 6得点9失点 勝ち点6 17位
栃木SC
3勝2敗2分 7得点7失点 勝ち点11 11位
★戦績
FC町田ゼルビア
○ 3 - 0 鳥取(A)
○ 1 - 0 熊本(H)
● 1 - 2 京都(A)
● 1 - 2 東京V(H)
● 0 - 2 湘南(A)
栃木SC
○ 1 - 0 栃木(A)
▲ 0 - 0 富山(H)
▲ 1 - 1 愛媛(A)
○ 2 - 1 千葉(H)
○ 2 - 0 熊本(H)
★得点ランク
FC町田ゼルビア
1.平本一樹 勝又慶典 北井佑季:2得点
栃木SC
1.廣瀬浩二:2得点
2.高木和正 チャ・ヨンファン サビア 棗佑喜 當間建文:1得点
<プレビュー>
2連勝の後、まさかの3連敗を喫した町田。
ここ3試合必ず2失点している守備が課題か。
今日の試合はゲームキャプテンを務めていた津田が前節の退場を受けて出場停止。
サイドバックには三鬼が入るのではないか。
津田の代わりという訳にはいかないだろうが、若さでサイドの攻防を制したい。
また、遂に北井がスタメンに復帰してきた。
ここ数試合の彼のパフォーマンスを見れば不思議ではないが、1試合通じてどれだけ出来るか。
彼の真価が問われる。
攻撃ではフィジカルの平本とスピードの勝又という2トップがどの程度やれるか注目したい。
特に勝又は鳥取戦以降ゴールが無い為、そろそろゴールを決めておきたい。
一方の栃木は、ホームで千葉に劇的逆転勝利を挙げてから2連勝と波に乗り出してきた。
前節ではFW棗に待望の初ゴールが生まれるなど、次第に勢いも出てきている。
開幕スタートこそ失敗したものの、徐々に順位を上げてきて、現在プレーオフ圏内まで勝ち点差2の11位。
今日の結果次第では6位以内に入っていけるので、何が何でも勝利しておきたい。
スタジアムが森の中にあるという事で、雰囲気はグリスタと似ている。
この雰囲気を味方に付け、アウェイである事を忘れる事が出来れば十分勝機はある。
また、フリーキックの名手である菊岡がいる事でセットプレーにも注目したい。
スーパーサブ的存在のサビアがベンチに控えている事も監督にとっては心強い。
上位に食い込めるだけの戦力は整っているだけに、早く昇格争いに絡んでいきたい。
連敗中の町田と連勝中の栃木。
置かれている現状は全く正反対だが、結果はどうなるのか。
<総括>
前半は0-0で折り返した。
立ち上がりこそ栃木がボールを支配し、何度か惜しいチャンスも作れた。
しかし、町田も最後のところで踏ん張ると、前半中盤からは町田がペースを掴みだす。
ボールを支配するものの、相変わらずシュート数は伸びてこない。
栃木の守備がしっかりしているというのもあるが、もう少し全体的に運動量を増やしたい。
守る栃木は中盤でカットしてショートカウンターを狙っていたが、こちらもなかなか決まらず。
互いに狙い通りの展開には持ち込めていたと思うだけに、後1歩どちらが抜け出すか注目したい。
勝利が欲しい両チーム。
後半はより前に出ていくと予想出来るので、打ち合いになれば楽しいのだが・・・。
後半は、栃木が力強さを見せつけた。
後半立ち上がり、栃木が前に出てくると、町田は守勢に回ってしまう。
ここを前半の様に守り切れれば良かったのだが、高木に豪快に決められてしまう。
これをきっかけに守備陣の集中の糸が切れてしまったのか、町田は立て続けに失点を喫すると、前掛かりになったところをカウンターで更に失点を加えてしまった。
正に栃木の完勝といった内容だった。
町田はボールはキープできるものの、前節の湘南戦同様に決定機を作り出す事が出来ない。
その要因の一つとして、クロスの精度が挙げられる。
コーナーキックも含め、何本もクロスを上げていたが、1本も中の選手に合う事はなかった。
3失点を喫するまでは、中に入ってくる選手の数が1枚か2枚。
これで点を取るには、ピンポイントクロスが要求されるのだが、残念ながら町田にはそれだけの精度を持った選手はいない。
3失点してからは4枚5枚とペナルティエリアに入ってくる選手はいたが、今度はクロスが全く合わない。
フリーで上げていながら合わせられないのでは得点など取れるわけがない。
サイドからではなく中央突破でゴールを狙うのであればクロス精度は問われないが、町田のやり方としてはサイドからのクロスを当然の如く上げている。
町田のゴールが取れない要因、更にはシュート数が伸びて来ない原因はこの辺りにあるのではないか。
今更海外からの補強は厳しいのが現実であり、そうなると現時点での戦力で何とかするしかないが、あくまでポゼッションサッカーを貫くのであれば、今季は我慢の試合が多くなりそうだ。
勝利を大前提にするのであれば、守備重視にして勝又のスピードを活かしたカウンター狙いにすれば、ある程度の結果は出そうだが・・・。
2年後、3年後、更にはその先を見据えるならば、今季は我慢して今のままにした方が良いだろう。
ただし、JFLでは讃岐が絶好調な為、最悪な場合JFLに降格という事もあり得る事をフロントは忘れてはいけない。
内容も求めつつ結果も出さなくてはいけないとなると、J2は厳しいなどと言っている場合ではない。
次節にも大勝出来る様なチームを作り上げて欲しい。
<それぞれの視点>
町田 改善無く大敗(´□`。)
町田としては、負けるべくして負けた印象でした
前半こそ栃木の決定機を修行選手がファインセーブで守りましたが、後半は流石に決められてしまいました。
先制点を取られた場面は、クロスを上げた山形選手を誉めるしかないですね。
町田も取り返しには行っていたと思いますが、決定機を作り出す事はほとんどありませんでした。
総括でも書きましたが、やはりクロス精度をもっと上げて欲しいですね
今まで目立っていたパスミスは、この試合ではかなり減っていたと思います
そこらへんの改善は出来ていたのでしょうが、やはりクロス精度が・・・
もう少し中の選手に合えば得点も期待できる内容なだけに、非常に残念で仕方ありません。
栃木にはそこの差でやられてしまったと思います。
前節の湘南戦もコーナーキックからですが、クロスでやられています。
やはりクロス精度というのは非常に大事なんですね。
先制点を取られると今の町田では逆転するのは厳しいのかもしれませんね
相手に守られるとなかなか崩す事が出来ないので、先制点を奪って前に出てきてくれると勝又選手のカウンターなども活きてきて、鳥取戦の様な大勝も出来るのですが・・・。
残念ですが、しばらくは我慢の試合が続きそうです
それでも、もっと先の栄光を見据えて毎試合確実に成長していって頂ければ、必ず今の時期が笑い話になる日が来ると思います。
しかし、今季からJFL降格制度が導入された事は忘れてはいけません。
上位チームと当たる時には、選手だけでなくフロントも首脳陣も何かを試合で吸収し、下位チームと当たる時は、確実に勝利していきたいですね
やっとの思いで上がったJの舞台。
2度と落ちる事無く、常に上に向かって走っていきたいですね
栃木 プラン通りの勝利(´0ノ`*)
栃木としては、狙い通りの結果だったと思います
前半は無理せず、しっかりと守備を意識して、チャンスがあればゴールを狙う形だったと思います。
ただ、2回あった決定機を逃した事で、嫌な雰囲気になりつつありましたが
そんな嫌な雰囲気を吹き飛ばしたのは高木選手でした。
後半立ち上がり5分に山形選手のライナー性のクロスを胸でトラップすると豪快に町田ゴールに突き刺しました
後半の早い時間帯での先制点。
栃木は楽になったでしょうね
更にその4分後には、町田市出身の小野寺選手が町田ゴールネットを揺らし、栃木に貴重な追加点をもたらします
こうなると、もう栃木ペース。
前半同様、しっかりとした守備からカウンターを狙う形になりました。
そして、途中投入されたサビア選手が町田に止めを刺す3点目を決めると、もう栃木は試験に入りました。
菊岡選手に変えて久木野選手を投入したり、ユ・デヒョン選手に変えて荒堀選手を投入するなど、色々と試していたと思います。
こういう状況はなかなかありませんから、貴重な試合となりました。
守備に関しても最後まで崩される事無く、決定機を作らせず、シュート5本に抑えたので完璧だったと思います
しっかりと3点取って無失点で終わる、最高の形で3連勝を飾れたと思います
いよいよ栃木が本領を発揮してきました。
これは昇格レースも面白くなっていきそうですね
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