スクリーン | 田窪一世 独白ノート

田窪一世 独白ノート

ブログを再開することにしました。
舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。


小学校低学年の頃の僕の仕事。

上映の開始ブザーが鳴ると、

母屋から映画館に続く鉄の扉を開けて、

手動でロープを引っ張ってスクリーンの幕を開けました。


時々テレビに夢中になってるとブザーの音が聞こえなくて、

幕の上に映画が上映されるというみっともないことに。

でも、そんなとき親父は映写室から出て来て、

黙って幕を開けに来てくれました。


スクリーンの幕を開けたあとそのまま舞台の暗幕に包まって、

映画を見ることもしばしばでした。

いつも斜めから映画を見ていたせいで、

僕は乱視になってしまいました。



▶︎丸子橋