外国人持ち株比率が高い企業ランキング | こんなランキング知りたくないですか?

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GoogleやYahooで検索すると、いろいろなランキングが見つかります。
こんなランキングもあるのか、と驚かされることがあります。
あなたがこんなランキングはないかな、と思った時に少しでもお役に立てば幸いです。

外国人持ち株比率が高い企業ランキング


『日経ビジネス』(2014.10.13 号)の特集記事は、
花王を取り上げていました。


海外、特にアジアへ進出への遅れを取り戻すため
全力で取り組んでいる模様が活写されていました。


花王は外国人投資家から高い評価を得ている企業の
一つです。


そこで、外国人持ち株比率を調べてみました。
せいぜい、30%くらいでは、と思っていました。
ところが、とんでもない結果が分かりました。


何と50%を超えていたのです
(50.7% 2013年度)。
驚きました。


ここまで高い比率とは想像していませんでした。



花王の外国人持ち株比率
 





外国人投資家は、「モノ言う」投資家です。
「内部留保を増やすより設備投資や先行投資をしろ」
「配当金を増額しろ」
「株価を上げる施策を実行せよ」
といった要求をします。


しかも、外国人投資家は、一般的に、長期保有の
安定株主ではなく、短期売買を主とする株主です。


目標値に達したら売り、下限に達したら買う、という
売買を繰り返します。


ただし、デイトレーダー(1日に何度も売買を頻繁に
繰り返す投資家)ではありません。


『日経ビジネス』は花王の次に、三菱重工業
東レと3社続けて、「シリーズ 企業再攻」として3週
連続で掲載しました。


そこで、三菱重工業と東レも、花王と同様に、
外国人持ち株比率を調べてみました。


三菱重工業は、「外国法人等」の比率しか表示していません。
外国個人投資家の比率は不明です。
外国法人の持ち株比率は31.11%でした(2013年度)。


三菱重工業の外国人持ち株比率 外国法人等

三菱重工業の外国人持ち株比率 外国法人等





東レは、25.31%でした(2013年度)。


東レの外国人持ち株比率

東レの外国人持ち株比率







外国人持ち株比率が高い企業ランキングは、
以下の通りでした。

StockWeather
《結果表示》 533 日足 外国人持ち株比率ベスト100
2014/10/31 1213銘柄
から


1~100位のランキングが出ていましたが、
1~10位、11~20位、21~30位の
ベスト30を掲載しました。


1~10位

1~10位



11~20位

11~20位



21~30位

21~30位




外国人持ち株比率ベスト100を見て驚くことは、
外国人持ち株比率が50%超の企業が34社も
あることです。


1位のネクソンは実に91.8%です。
これは完全に外国企業です。外資系企業などという
生易しいものではありません。


4位モノタロウまでが80%超ですからね!



ベスト10内を見ますと、2位日本オラクル(85.7%)
や3位リーバイス(84.0%)、あるいは8位昭和
シェル石油(67.5%)は外資が入っていますので、
当然と言えば当然です。


さらに、6位日産自動車(73.30%)はカルロス・
ゴーンさんがCEO (最高経営責任者)なので、
これも納得できます。



11~20位を見ますと、11位ラオックス(66.00%)
は中国人経営者ですので、これも納得できます。
中国人旅行者がラオックスで電気釜を大量に購入して
いくそうです。


16位ドンキHD(62.50%)は興味深いですし、
20位マクドナルド(57.90%)はアメリカ人経営者に
変わりましたので、驚くには当たりません



21~30位を見ますと、30位アステラス(製薬)(53.40%)
に注目しました。製薬会社はアステラス以外に、
5位中外製薬(75.40%)があります。



ちなみに、10月31日時点の花王の外国人持株比率は、
50%を割り込み、49.40%で37位でした。


花王の外国人持株比率 2014年10月31日現在

花王の外国人持株比率 2014年10月31日現在



予想以上に、外国人投資家が、日本株を保有している
実態が分かりました。


これだけ外国人持株比率が高いと、一斉に日本株を
売り浴びせられると、大きく下げることになります。


日本人の投資家には、外国人持株比率の高い
企業の株式を優先して購入し、外国人の売買を見て、
同じ手口で売買する人がいます。


外国人投資家の動きに注力しているのです。
そうすれば、売り遅れたり、天井買いのリスクから
逃れられる、と考えているからです。


もっとも、そんなにうまくいくか疑問ですが。
証券取引所が開いている時間だけでなく、
時間外取引にも神経を尖らせておかないといけない
からです。


株式の売買をしていない私が、気にかけることでは
ありませんがね(笑)。


株式売買には、現物取引だけでなく、先物やオプション
取引もありますので、専門家でも予想が外れることは
あります。


機械的な自動売買システムを使ったほうが、
大儲けはできなくても、確実に儲けることはできる
かも知れません。


個別銘柄の取引でなく、日経225(225銘柄の平均株価)
の先物やオプション取引の方がリスクは少ないかも
しれません。


いずれにせよ、私は株式の専門家ではないので、
これ以上立ち入るのはやめておきます。








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