古谷好投も内が打たれて勝ちきれず…△南相馬・みちのく鹿島球場観戦記【7/20 vsE】
今日もお疲れさまです
…2011年3月11日に起こった東日本大震災、テレビの画面からは被災地の信じられない映像が流れて来て愕然としたものでしたが、そんな中でこんな光景を覚えてますでしょうか?
津波により甚大な被害を受けた福島県南相馬市、その「みちのく鹿島球場」があれから4年が経過して復旧工事も完了し、ついにプロ野球・イースタン・リーグの公式戦が開催されることになりました!
かつてここまで津波が押し寄せて来たであろう中に忽然と姿を現すスタジアム、我々の到着は開場30分程前でしたが、既にたくさんの東北の野球ファンが集まってました!
…冒頭の写真はこの球場への遠征を決めてから事前に当時の様子を調べていた時のものですが、青空の下でリニューアルした球場を見ると、これが同じ球場なのかと信じられなくなるものですね。
…球場の壁に貼られていた震災から復旧までの歩み。色々と考えさせられます。
11時10分開場。既にマリーンズの選手たちは到着しているものと思いきや、そこにいたのは投手陣のみでした。
キャッチボールを行っていた小林敦投手。オールドスタイルでヒゲ生やしててサングラスしてたら、もはや誰なのかわからないかもしれません(苦笑)
ブルペンで投げ込みを行っていた二木投手。明日からの利府での登板予定がありそうですね~
席を確保して一通りの投手陣の様子を見てからは球場の外へ。その雰囲気はもう町内のお祭りというのがピッタリで、何かこう嬉しくなりますね♪
…例え買わなくても、こういうのがあるだけで人々は笑顔になるものです(・∀・)
そしてkoboスタ宮城でもおなじみのこちらも☆
…もちろんルービー♪
つまみにはタコ天串、これめっちゃ美味しかったですヘ(゚∀゚*)ノ
そしてホルモン焼き、これも塩味が効いててビールにピッタリでした。
…微々たるものですが、こうやって被災地の復興に少しでも役に立てたら嬉しいと思います。
レフトポール際からのグラウンドと内野スタンドの眺め。とにかく天候にも恵まれて、緑に光る天然芝がすごく綺麗でした!
そして遅れて野手陣が到着!何でも今日は朝方の雨の影響でグラウンド整備が遅れ、試合開始も13時から13時30分に変更。そのため試合前の練習にグラウンドが使えず、どうやらどこか他の場所で練習を行ってきたようでした。
…たけし仲間の金澤選手、目が合います。
江村選手が1軍に合流したことでちょっと動きがありそうな浦和のスタメン、キャッチャーには川本選手が入りDHには井上選手が復帰、そしてハフマン選手も福島まで来てましたね~
イーグルスの先発はここ南相馬市からはすぐの福島県浪江町出身の横山投手、今日のイーグルスはTOHOKUグリーンのユニフォームで復興を祈り、戦います。
マリーンズ先発は1軍復帰を目指す古谷投手、初回にいきなりエラーから先頭打者に出塁を許すと、ヒット1本で1点を先制されてしまいます…
それでも2回以降は本来のピッチングで、打者を翻弄していきます!
マリーンズ最初のヒットはハフマン選手、センターの頭上を越えてフェンス付近に落ちる当たりでしたが、何故かシングル(^_^;)
…しかしこの回は後続が倒れて得点は奪えず。
3回、先頭の川本選手がセンター前へ!
ここで脇本選手が送りバントを決め…
大嶺翔太選手の打球はレフトフライとなりますが、何とこれがエラー。2アウトだったためセカンドランナーの川本選手がホームへ到達しており、これで1-1の同点に追いつきます☆
高濱選手、先に言っちゃいますが今日はノーヒット。どうもうまくいってないように見えました。
4回の攻撃、1アウトからハフマン選手がこの日2本目となるライト線への2ベースヒット!
2塁へは豪快なヘッドスライディングも見せてくれて、ユニフォームを真っ黒に汚しながらいつもの熱いプレーを見せてくれました(・∀・)
ここで井上選手はセカンドゴロ。しかしこの間にランナーが3塁まで進みます☆
ここで「香月、お前もか!」と言いたくなるような、いつの間にかオールドスタイルになっていた香月一也選手が、母校・大阪桐蔭の勝利の余韻を受け継いだか、レフトへ勝ち越しのタイムリー
いいテンポで得点を重ねての逆転劇、これで試合の流れを手繰り寄せたかに見えました。
6回、その香月選手とは良き友人でもありライバルでもある脇本選手がレフト前へのヒット!
しかしせっかく先頭打者として出塁するも、追加点は奪えず…
それにしても今日の福島、とにかくまぁ日焼けする位な好天が続いて観戦も大変でしたが、それでもこう青空を見ながらと言うのは嬉しいものですよね~
…川越コーチも嬉しそうです♪
そして今日は外野の応援団も、試合開始時の「南相馬!」コールに始まり、最後まで元気よく試合を盛り上げてくれたと思います!
6回からのイーグルスは斎藤隆投手が登板!斎藤投手も東北出身(宮城県)なんですよね!
先発の古谷投手は6イニングを投げて被安打3の失点1という内容でしたが、中でも四死球0に奪三振6ということで、1軍復帰にかなり目処が立ってきたのではないでしょうか!?
…今日気になったのが加藤選手。前回のイースタン観戦では角中選手や清田選手のようにノーステップで打ってた…というのを書かせていただきましたが(レポ )、今日は2ストライクに追い込まれてからでも普通でした。
ちなみに今日はノーヒット。ちょっと表情も冴えなかったようでした。
…投手交代の儀式。ちなみにこれ1軍のマリンでもブルペン陣はやってるんですが、イースタンではこうやって目の前で観れるのがいいんですよね☆
(西武プリンスドームや神宮なら見れますが)
2番手は後ろ髪が伸びていた上野投手、北川選手に2ベースを打たれますが1イニングを無難に無失点に切り抜けます!
そして8回、3番手は松永投手でしたが…
ピッチャー前への当りをファーストへ悪送球(記録はヒットでしたが)、更にはフォアボールに送りバントで1アウト2塁3塁というピンチを迎えてしまいます。
しかしここでギアが入ったか、連続三振でこれまた無失点!
ハフマン選手に代わって途中出場の肘井選手。またみんなで「ひっじーいー!」やりたいなぁ~
9回に井上選手の代打で登場の金澤選手、いい当たりでしたがピッチャーライナー…
そしていよいよ2-1のまま迎えた9回裏、これまた1軍復帰を目指す内投手が簡単に2アウトを取るものの、ヒットとフォアボールで1塁2塁とされるとセゴビア選手に同点タイムリーを打たれてしまい、セーブ失敗(>_<)
試合は延長戦へと入っていきますが、ふと見るとこの旗のはためき方が完璧でした☆
…グラウンド整備をクラッチも手伝います(笑)
10回表のマリーンズの攻撃、先頭の川本選手がマルチ安打となるレフト前へのヒット!
さらには相手エラーでノーアウト1塁2塁とするも、加藤選手がバントミス。得点を奪うことができません…
10回裏は伊藤投手、あっという間の三者凡退劇!
そして11回表の最後の攻撃(イースタン・リーグの延長戦は11回まで)、青松選手がデッドボールで出塁。しかし青松選手と言えばあのバットの先をピッチャーへ向けてフリーズするのがルーティンでしたが、今日は1度もそれをやらなかったんですよね。
ここで肘井選手が「捕安」という珍しい打球を放つものの、後続が続かずにマリーンズの勝利がなくなってしまいます…
しかし11回裏も伊藤投手があっという間に三者凡退!今日は2イニングをパーフェクトでしたね♪
試合は2-2のまま引分けで試合終了となりましたが、チャンスに追加点をなかなか奪えなかったことで勝てた試合を勝ちきれなかったという印象でした。
試合後の反省会に「参加」(・∀・)
…ということで再びこの風景を見ながら南相馬を後にしましたが、今回イースタン・リーグという機会を通じて、被災地復興のイベントに参加できたことは有意義な機会だったと思います!
…球場の近くには今でも仮設住宅があり、復興へ未だ途中過程であることを再認識させられましたが、こうやってたくさんの人たちが笑顔で楽しい1日を過ごせたことはホントによかったと思います。
一昨年のいわき、昨年の秋田に引き続いての東北でのイースタン観戦となりましたが、また来年もぜひ東北のどこかの球場へ訪れたいと思ってます!
色んな意味で、いい1日でした('-^*)/
いつもありがとうございます!最後にこちらをポチッとしていただけると嬉しいです☆