朝、ホテルを出発し、バスに乗車、途中から電車で移動。
十和田湖を眺め、車窓を流れる奥入瀬(おいらせ)の紅葉を目に焼き付けながら青森県六ヶ所村の原燃PRセンターを目指します。
途中、乗り継ぎが早くできたので、三沢の航空科学館を見学。
やはり、かかみがはら航空宇宙博物館と比べてしまいます。
資料としては各務原市の方が優れているようですが、体験コーナーの多さは圧倒的に三沢の方が上ですね。
子ども達が喜びそうな施設ですので、家族づれで何度来ても楽しめると思います。
各務原市も見習わなければいけません。
もっとも、三沢のは青森県立という違いがありますが・・・
昼食後、14:00ごろ六ヶ所原燃PRセンターへ到着。
途中で風力発電の立ち並ぶ風景の中を通ります。
美しい風景です。
現在、日本の電気エネルギーは6割が火力発電、1割程度が風力や水力など、そして原子力は3割ほどです。
風力は最もクリーンなエネルギーですが、発電量はわずかです。
化石燃料がどんどんなくなっていく上、CO2の排出の点から見ても、現在原子力発電は欠かせないものとなっています。
資源の乏しい日本にとって、使用済みの原子燃料から使える部分を再利用する「プルサーマル計画」がエネルギーの長期安定供給の観点から大きく期待されています。
とはいえ、放射性物質が人体に影響をおよぼすことは言うまでもありません。
大変、危険なものです。それをいかに安全に使うかが問われます。
↑なんと、園田康博衆議院議員が合流。一緒に視察を行いました。
ウラン濃縮工場、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター、低レベル放射性廃棄物埋設センターなど、使用済みの原子燃料を万全の体制で管理しています。
再処理工場、MOX燃料(リサイクル燃料)工場が完成すると今後のエネルギー安定供給に大きく近づくことになるそうです。
原子力発電所で使用した衣服や機械など、放射性能の低いものは一般ゴミとしては処分できません。
焼却できるものは焼却し、その後、焼却できないものもドラム缶の中に収納され、セメントで固められここに埋設されます。
とにもかくにも安全第一。
お働きの皆さん、がんばってください。
しっかり視察を終え、タクシー、電車で青森駅へ。
久しぶりに大きな駅に着いた気がしました。
青森市内のホテルで泊まりました